先週の大河ドラマ「風林火山」 第5回 「駿河大乱」

  • 今川家で家督争いの内乱が

駿河で今川家の家督争いが勃発しますね。
隣国甲斐の武田家は、山本勘助内野聖陽)を間者として送り込み、
内乱を起こそうとしている今川家臣・福島越前守
援助しようとします。しかし、その福島と敵対する勢力から、
和議&京都の公家との政略結婚を持ち込まれ、
武田家の当主・武田信虎爺はもはやデレデレという感じですな‥(^^;)
敵対勢力から篭絡された信虎は福島を裏切り、
援軍を送らなかったため、福島勢は花倉城で
孤立無援の状態に追い込まれてしまいます。
こういった節操の無さも嫌われたのか、
信虎は後に当主の座を追放されてしまうことになりますが、
まぁ自業自得だったのではないでしょうか‥(^^;)

  • 兄との今生の別れも‥

主人公の勘助は、武田方の間者として駿河に送られましたが、
武田家への復讐心を忘れた訳ではなく、
この内乱を利用して、出陣して来た信虎を討とうと画策しますね。
しかし上記の通り信虎は出陣せず、
勘助の狙いは空振りに終わってしまいます。
逃走する福島勢の前に立ち塞がる勘助の前に現れたのは、
勘助の兄でしたね。勘助は合戦前に兄に
「福島につくのは止めて寝返ろ」と進言したものの
兄は忠義を守り通しましたね。勘助は兄を斬るには忍びず
逃がそうとするものの、兄は逃げることはせず、
兄弟の今生の別れとなってしまいました‥
早々と妻を亡くしたりして、血縁の情には
薄そうなところが見えた勘助ですが、
兄の介錯をするのはさすがに辛かったようですな‥

 「東京タワー」第5話 「最後の旅行」

  • オカンの手術も無事成功して

オカン・栄子(倍賞美津子)のガンの手術は
無事成功してひとまずほっとした感じの
主人公・雅也(速水もこみち)ですね。
叔母の香苗(浅田美代子)に、
このまま筑豊にいられないかと言われる雅也ですが、
イラストの仕事が貰えるようになっているだけに、
そうは出来ずに東京に舞い戻ることになります。
帰郷していた間に、雅也と連絡が取れなくなった
まなみ(香椎由宇)が訪ねて来たりもします。
現代なら携帯電話があるため、
連絡が取れないということはありえないのですが、
このドラマの中では、連絡手段として
携帯電話は無く、アパートの共用公衆電話を
使っていますね。過去が舞台のこのドラマですが、
このあたりはようやく時代を再現しているところが
見られるかな、という感じがしています。

  • まなみの夢も実現し始めて‥

一足先にイラストの仕事が貰えるようになった雅也に続いて、
まなみも写真が雑誌に載るようになりますね。
しかし雅也とは違って、まなみは自分の仕事を
母親に認めてもらえないですね‥
今回は雅也はまなみに告白しようとしていたものの
‥結局ダメでしたね(^^;)
まなみはええ娘だし、早いところ摑んでおかないと‥
という感じなのですが、なんとももどかしいですなぁ‥
でも「東京タワーのライトが消える瞬間を
一緒に見た二人は永遠に幸せになれる」という
話をまなみから持ち出されて、そして一緒に見た訳ですから
まぁ既に事実上の恋人同士になっている、
という感じでしょうか。

  • 冥土の土産に「ハワイ旅行へ

そんな中で、オカンが費用を雅也持ちで(笑)
ハワイ旅行に行きたいと言い出しますね。
貧乏な雅也はアルバイトに精を出したりしますも
お金は稼げず、結局「ハワイアンセンター」に
行くことになります。
しかし、そうすると同居人が差し出した
「激安チケット」はなんだったんでしょうね‥?
あの流れならすっかり激安チケットで
ハワイに行けるものと思っていましたけど。
ちょっと流れが読めなかったです。
しかしオカンと叔母さんはハワイアンセンターで
楽しんでいたようなので、
良かったのではないでしょうか(笑)
でも雅也はまなみがいるのに、
水着姿の女の子にデレデレしていたりしていますな‥(^^;)
でも旅先で、オカンが家を追い出されることを聞いた雅也は
オカンに「東京で一緒に暮らさないか」と切り出します。
マー君」大好きのオカンは
遂に感極まったという感じでしょうか(^^;)
この流れだと次回は、東京に出てきた田舎者オカンの
珍行動・珍道中という感じになりそうですな‥(笑)

 前回の大河ドラマ「風林火山」 第4回 「復讐の鬼」

  • 武田家に復讐を誓った主人公・勘助でしたが‥

前回の予告通り、主人公・山本勘助内野聖陽)の恋人
ミツ(貫地谷しほり)は、武田家の当主・信虎に
殺されてしまいましたね。
勘助らは武田家に復讐を果たそうとしますが、
武田の重臣・板垣にねじ伏せられてしまいます。

  • 晴信(後の信玄)はお坊ちゃま俳優?

板垣は勘助の器量を見抜き?武田家御曹司の晴信(後の信玄)に
引き合わせますね。けど後の戦国大大名・武田信玄ですが
信玄役の俳優さんって誰でしたっけ、
歌舞伎俳優系に見えますけど、苦労知らずに育ったような
なんだかお坊ちゃまだな〜という感が
拭えないって気がしてしまいます‥(笑)
妻を殺されたりして、ここまで苦労して来ている勘助が
このお坊ちゃまに忠誠を誓えるのかとなると、
テレビを見ているだけでは、
そうは思えなかったりしてしまうのですが‥(^^;)
そして武田家への怨念を抱えていることを
見抜いたりした晴信に勘助は反発を覚えますけど、
最後は武田の間者として働くことを決意しますね。
その間者としての潜入先の今川家では、
こちらも陰謀が進行しつつあって‥という展開ねでした。

 昨日のドラマ「東京タワー」第4話

  • 祖母の死でようやく改心した主人公

主人公の雅也(速水もこみち)は、以前書いたとおりに
甘ったれな性格でしたけど、前回の祖母の死をきっかけとして
改心したようですね。就職こそしていないですが、
バイトをしたり、イラストに打ち込んだりして。
でも、大学時代の友人から雑誌の編集者を紹介され、
すぐ仕事の依頼があるというのは
ちと上手く行き過ぎって感じもしますよね。
雅也は大学にはあまり出席はしていなかったのに
友達が普通にいるという設定とかも
ご都合主義って気がします。
‥ってそれをいえば、まなみ(香椎由宇)と
上手くやっているという設定なんぞ
その最たるものかな、という感じですね。
雅也は大学では出席もせずに遊んでばかりいたのに、
友達も恋人もいるなんて‥

  • オカンは癌に冒されて‥

一方でオカン(倍賞美津子)は、農作業から転身?して
小料理屋の経営に手を出し始めますね。
慣れない商売の筈が上手く軌道に乗ってしまうところも
上手く出来すぎという感じがしてしまいますけど(^^;)
店の経営は順調でも、オカンは体調に違和感を覚え、
実は癌だったという事が発覚してしまいますね‥
イラストに頑張っている雅也に心配はかけられないと
オカンは癌のことを打ち明けられません。
こんな所は親心って感じですよね〜。
オカンは強いですな、ほんまに。
ただ、叔母さん(浅田美代子)から癌の事を聞かされた
雅也はオカンに対して怒りを爆発させたりしましたね。

 昨日のドラマ「東京タワー」 第3話

  • 前回入学したと思ったら、はや卒業(笑)

連続ドラマにしては展開が速い!という感じですね。
主人公・雅也(速水もこみち)は、前回の第2話では
東京の大学に入学したものの、学校の雰囲気があわずに
次第に出席しなくなってしまい、
麻雀等の怠惰な生活にハマりこんでしまいました‥
その次の第3回の今回は、前回から一転
改心して真面目な学生生活を
送るようになったのかな〜と思いきや、
なんと早くも大学卒業シーンですからね。
1話では子供→次の2話では大学入学と同じ
進行の早さって感じです。
第2話でオカン(倍賞美津子)が苦労して仕送りしている
事実を知って改心したかと思われた雅也ですが、
残念ながら相変わらず
生活態度は変わらなかったようです‥(^^;)

  • もう少し思い入れの出来る主人公だったら‥と

卒業こそするものの就職はせず、
フリーター状態になってしまいますね‥
しかし、少し前の就職難の時代ならともかく、
作者のリリー・フランキーさんは
確か四十代だったかと思います、
バブル景気の最中(or突入直前)で、
就職には苦労するような状況では
無かった筈なんですけどね。
そんな中で今回の第3話は、雅也の祖母が
死亡してしまう、というのがメインのお話でした。
こんな時も雅也は、前回第2話の
オカンのケガの時と同じく、実家に帰りませんでしたね。
しかし、前回オカンの苦労を体感した筈なのに、
相変わらず改心せずにダラダラと
フリーター状態なんですな‥だめだこりゃ
って感じもしてしまいます‥
もうちょっと思い入れの出来る
前向きな主人公なら良かったんですけどね‥

 昨日の大河ドラマ「風林火山」 第3話「摩利支天の妻」

  • 今年の大河はアダルティ&歴史好き向け‥?

タイトルが「風林火山」ということで、
最初は主人公は武田信玄かと思っていましたけど、
信玄の軍師として名高い山本勘助が主人公なんですよね。
主人公・勘助役は、確か竹内結子さん主演のドラマ
不機嫌なジーン」に出演していた、内野聖陽さんですな。
昨年の「功名が辻」の上川隆也さんに比べて
少しアダルトな層を狙った、という感じでしょうか。
まぁ「山本勘助」という主人公の選択自体、
歴史好き向けという感じがしないでもないですけど。

  • ミツ役の貫地谷さん、ここでの退場は惜しいなぁ‥

ここまでの3話では、後に名高い軍師の勘助も
(というか、勘助は実在が疑問視されていたりもしますけど‥)
仕官には苦労している状況が続いていますね。
今回の3話では、仕官を諦めて農作業に打ち込もうとする
勘助でしたけど、ラストシーンを見る限りでは、
恋人のミツはここで退場なのでしょうか‥?
ミツ役は貫地谷しほりさん、まだ若手ですけど、
大河ドラマでも見劣りしない演技って感じでしたね。
彼女は邦画の名作「スウィングガールズ
にも出ていましたね。最近の若手女優というと、
長澤まさみさん、石原さとみさん、宮崎あおいさんあたりが
実力派として人気を集めていますけど、
貫地谷さんも演技力は彼女達に負けないものを
持っているような、そんな感じがしています。
まぁどんなドラマを見ていても(笑)
オッサン俳優よりも若手女優のほうに目が行ってしまうのは、
これはもう私の性って感じですな‥(^^;)
という感じで、もう少し貫地谷さんの演技は
見ていたかったという感じなので、
はや1ヶ月の退場は惜しいな〜という感じがしてしまいます。
勘助最愛のミツを討ったのは、甲斐領主の武田信虎
ということなので、このあたりから
父・信虎と相性が良くなかった信玄との縁に
つながりそうな感じがしますね。

 昨日のドラマ「東京タワー」第2話

  • 大学入学するも、あえなく挫折して‥

大学入学のため東京に出てきた
主人公・雅也(速水もこみち)ですが
周りの学生のレベルの高さなどに気圧されてしまい、
次第にやる気をなくしてしまいますね‥
オカン・栄子(倍賞美津子)の仕送りも
マージャンの代金に消えたりして(笑)
まさにオカンの心子知らずという感じで、
ボロアパートの住人と自堕落な生活を
送ってしまうようになりました‥
1話目に出てきたまなみ(香椎由宇)は
写真を撮って展示会に作品を出しているというのに‥

  • オカンのケガと自分の風疹

いつのまにか時間は1年が過ぎて(笑)
(‥って「たちまち1年後」って、
単発のドラマならともかく
連ドラでこういう展開は珍しいですね。)
同じ大学に入学した地元の後輩が
雅也のアパートを訪れますけど、
それでも雅也の自堕落な生活は変わりません。
逆に一攫千金を夢見て先物取引にお金を
継ぎ込んだりしてしまいますね‥
そんな中でオカンが足を怪我したものの、
雅也には帰省するお金すらありませんでした。
まさに親不孝を地で行く感じの(笑)
雅也ですが、突然風疹にかかってしまいます。
アパートの住人からは避けられてしまう中で、
オカンがはるばる福岡から出てきて‥
という感じの第2話でしたね。
福岡といえば、前クールの「のだめカンタービレ」の
ヒロイン・野田恵も福岡出身という設定でしたな。

  • 主人公は甘えすぎ、幼稚すぎ‥

しかしこの「東京タワー」、作者のリリー・フランキーさんの
体験談が元になっているそうですけど
オカンは凄いですな。女手一人で息子を東京の大学に
下宿させ、加えて大学もお金がかかるという
芸大ですからね‥さすがにそれを考えれば、
雅也は甘えったれすぎというか、
まさに「ゴミ以下」って感じでしょうな。
前回の第1話の、高校の三者面談から逃げ出したとか、
東京の芸大受験をオカンになかなか言い出せなかった
エピソードでもそうですけど、主人公の雅也は、
年の割にはちと幼稚すぎるような気がします。
逆にせっせと仕送りし、息子の病気には駆けつけるオカン、
息子のことを本当に愛しているんだな、
という感じですね。良く出来た母親って感じです(^^;)
私も大学時代はアパートを借りていましたけど、
オカンがアパートまで来たのは
入学と卒業の時だけだったような気が‥(笑)