「ラジオの魂」(はてな年間100冊読書クラブ 5/100)

ラジオの魂

ラジオの魂

  • 著者は、TBSラジオの人気番組のパーソナリティ

プロ野球横浜ベイスターズを売却するなど、
テレビでは不振が続くことで知られるTBSですが、
AMラジオでは現在、ニッポン放送文化放送などを抑えて
意外にも聴取率はNo.1だそうですね。
この本の著者は、そのTBSラジオの好調さを支えている(いた)
昼間の人気番組のパーソナリティ、とのことです。
そういえば少し前に、著者の水着グラビアが話題になっていましたね。

  • 自分の意見をしっかりと持ち、妥協せず

地方では、ラジオは聞けないので
(最近では、radicoとかありますけどね)
どんな放送なのかは解らないのですが、
この本を読んでいると、なるほど著者の気の強さというか、
「自分の意見をしっかり持っており、安易に妥協しない」
ところがうかがえますね。
例えば、ラジオ番組でパートナーを組んだ、
アナウンサー界の大先輩・久米宏さんを
目の前にしても、決して気後れしたりしていないですね。
そして、意識的に(笑)空気を読まないその姿勢は、
周りに波紋を投げかけますが、著者はそれを厭わないです。
なるほど、このような気質の著者は、
「男性キャスターの隣で、可愛く微笑む女子アナ」を
勤めるのは無理だな、と思いますね(笑)

  • ラジオに親しんできた著者が、ラジオに活躍の場を得るのは自然かも

もっとも、入社からしばらくの間は、
著者もほかのアナウンサーと同じく、
「テレビこそ華の舞台」と思っていたそうです。
しかし「女子アナには、多くは求められない」
テレビの舞台では、色々と思い悩むことも、あったそうですね。
そんな著者は、ラジオ番組「アクセス」のキャスターとして抜擢され、
水を得た魚のように、活躍をしますね。そんな著者は、
さいころから「中島みゆきオールナイトニッポン」や
三宅裕司ヤングパラダイス」といった
ラジオ番組に親しんでいたそうです。
さいころからラジオに親しんできた著者が、
ラジオに活躍の場を得るというのは、
ごく自然の流れだったのではないでしょうか。
私も一時期ラジオに夢中になっていたことがあり、
その時期は、著者と同じように
これらの番組を聴いて楽しんでいました。
その点で、著者に少し親近感を覚えたりもしましたね。
‥もっとも、地方在住の私は
著者のラジオは聞いたことは無いです。
また、この本を読む限りでは、相当気が強そうな方なので、
「あまりご一緒したくはないなぁ」
という感じがしてしまうのですが‥(笑)

 前回の「シルシルミシルサンデー」(2/3放送分)

  • 「カカオ」は、「世界中から、一番美味しいものを仕入れる」

前回の「シルシルミシルサンデー」は、
チョコレート専門店「ゴディバ」の特集でしたね。
ゴディバでは、「世界各地から、
その時一番美味しいカカオを仕入れる」ため、
「特定の産地と長期契約」などはしていないようです。
そのため、原料が割高になり、価格にも反映されているようですね。
まぁ、「しっかりとブランドを築き上げてきた
企業だからこそなせる業」って感じでしょうか。
割高といえば、日本で売られているゴディバ製品は、
空輸費用分、本店のあるベルギーよりも高いそうですね。
まぁ、「品質を守るため」全ての製品をベルギーの工場で作っており、
日本へは空輸することになります。その分の費用が上乗せされるのは、
まぁやむを得ない、という感じもしますね。

その「ゴディバ」、由来は「レディゴディバ」と呼ばれる、
中世ヨーロッパに実在した人物だそうですね。
悪徳領主の夫の「裸で馬に乗って街を歩けば、
なんでも言うことを聞いてやる」という無理難題を実行した、
レディゴディバの思いやりと勇気をたたえて、
社名に取り入れたとか。ちょっとした豆知識ですな。
てっきり、創業のパティシエあたりの名前かと思っていました(^^;)

  • 「とろろ昆布」は、3種類の昆布を混ぜて作った人工商品

豆知識と言えば、この日のもう一つの特集である
フジッコ」は、「富士昆布」という旧社名が由来だそうですね。
まぁ、フジッコは今でも昆布を使った商品がありますけど、
個人的には「おまめさん」の印象が強いかな、という感じですね。
昆布といえば、「とろろ昆布」は、3種類の昆布を混ぜて作った
いわゆる「人工的製品」なのですね。
普通の昆布と違う「とろろ昆布」が、
そのまま海中に自生しているかと思っていました。
う〜む、改めて、世の中は奥が深いなと実感してしまいました…(笑)

 「地理と気候の日本地図」(はてな年間100冊読書クラブ 4/100)

  • 日本各地の気候について、解説を加えている本ですね

標題の通り、日本の地理と気候について
主に雑学的な内容を、解説している本ですね。
最初の第1章で日本全体の気候の概要を解説し、
第2章以降は北海道から九州まで、
各地域に分けて気候を解説しています。
私は、地理と気候の両方に関心があります。
そのため、既知の内容も多かったですけど、
全体的に、興味深く読み進めることが出来ました。
47の県庁所在地のうち、「最高気温の記録」が
最も低いのは那覇市であるなど、
驚きの内容もあったりしましたね。
確かに沖縄、海洋性気候のため
夏もそれほど高温にならないとはいえ、意外ですね。

  • 日本の狭い国土の中にも、複雑な地形により様々な気候が

この他にも、桜が北から南へ開花する地域があるとか
(沖縄の桜(カンヒザクラ)は一定の寒さにならないと開花しない)
色々な雑学的な知識が盛り込まれていますね。
お住まいの地域に関する内容は常識として、
それ以外の地域についての記述は雑学的知識として
楽しめるのではないかと思います。
海に囲まれ、山地が多い日本では、
狭い国土といえども、地形に影響を受けて
色々な気候があるものだな、と改めて実感しました。
例えば、北にある都市よりも南にある都市が寒かったり、
同じ緯度でも暑さ寒さに違いが出たりします。
冬の、日本海側の大雪と太平洋側の晴天が
典型的な例ではありますけど、
他にもこのような内容が紹介されていますね。
日本の特色というか、面白さではないでしょうか。
もっとも、大雪や台風、大雨など
生活に災いをもたらす、歓迎出来ない気候もありますけどね‥

 AKB48「セットリストベスト100 2013」(初日)

  • ランキングは毎年変わり、想像つかないですな…

AKB48ファンの間では、1月下旬の恒例行事として
定着している「セットリストベスト100」が
今年も4日間にわたって開催されていますね。
初日の24日は、100位から76位の発表でした。
しかし、シングル曲「ポニーテールとシュシュ」が
80位で初日に出てしまいますか…シングル曲は他にも、
「River」が83位、「Beginner」が81位でしたね。
「セットリストベスト100」は、
ここ最近は、最終日(4日目、25位〜1位)が
シングル曲が続々とランクインする
「シングル祭り」になっていましたけど、
今年はこの80位近辺が、プチシングル曲祭りでしたね。
「ベスト100」という形式は毎年変わらないとはいえ、
ランキングは、大きく変動がありますね…
こうなると、今年の最終日にはどんな曲がランクインするのか、
今の段階(初日が終了したタイミング)で
想像するのはなかなか難しいですな…
あっと驚くサプライズとか、あるかもしれません。

  • 海外に移籍したメンバーも登場、ファンは感涙ものでは

姉妹グループのラインナップも、大きく変わりそうですね。
昨年は最終日にランクインしていた、
SKE48の「パレオはエメラルド」(90位)、
NMB48の「オーマイガー!」(86位)が
昨年からは大幅ダウンの、初日に登場しましたね。
両グループのトップを飾るのは、
どの曲になるのか、これもまた想像が難しいですね。
NMB48のトップになるのは、「ナギイチ」かな〜と思っていますけど。
また、宮澤佐江さんやJKT48に移籍した高城亜樹さんなど、
海外のグループに移籍したメンバーが登場するのも、
ファンにとっては感無量でしょうね。
海外まで追いかけることの出来るファンは、
あまりいないでしょうから…(苦笑)

 「1円家電のカラクリ 0円iPhoneの正体 デフレ社会究極のサバイバル学」(はてな年間100冊読書クラブ 3/100)

  • 赤字覚悟の商売にも、きちんとしたカラクリがありますね

少し前に「Free(フリー)」という本が話題になりましたが、
タイトル的には、その流れに便乗した(笑)本ですね。
「1円家電」や「1円航空券」といった、
赤字覚悟の商売のカラクリを説明していますね。
例えば、「1円家電」なら、「お客様からは1円しかお金を貰わないものの、
家電メーカーから値下げ分の補助金をお金を貰うことにより、
家電量販店は、結局損はしない仕組みになっている」
という感じですね。いわば「赤字の付け替え」でしょうか。
昔から、ヤマダ電機ヨドバシカメラなどに代表される
巨大家電量販店は、その販売量を武器にして、
家電メーカーから「リベート」をむしり取っていましたけど、
その傾向がますます強まった、というところでしょうか。

  • 「1円航空券」は、「お金のとり方を変える」仕組み?

「1円航空券」は、よく知られている通り、
機内サービスなどをとことん有料化することによって、
収益を稼ぐビジネスモデルになっていますね。
こちらは、「顧客からお金を取る」という構造は変わらず、
「取り方を変える」という感じですね。
「赤字の(他者への)付け替え」ではないため、
航空会社と顧客の2者間で解決されます。
そういう意味では、「1円家電」よりは、
影響が小さいのかもしれないですね。
同じ「1円ビジネスモデル」でも、違いはありますな。
そんな感じで、内容はまずまず興味深かったのですが、
この著者の偉そうな口調は、個人的には少々あわないですな…(^^;)
購買業務に関わった職歴を元にした、尊大な態度は
本書の著者のどの本にも、共通しているところがありますね。
まぁ、毎回そう思うのであれば、
「この著者の本を読まなければ良い」と言われそうですけど…(^^;)
この著者の本は、書かれている内容はともかく(笑)
タイトルのつけ方は、例外無く上手だと思います…

「軽トラで行く!日本海800キロ北陸港めぐり旅」(1/19放送分)

  • 「冬の北陸の漁港を、軽トラで巡る」旅

土曜日の夜19時に見るテレビとしては、
「お願い!ランキングGOLD」が特番中心の編成になり、
リアルスコープ」の題材が個人的な興味から逸れるようになってから、
私はもともと旅行が好きなこともあって、
テレビ東京系の「土曜スペシャル」を見ることが多くなりました。
この番組では、先日放送された「ローカル路線バス乗り継ぎ旅」
シリーズは、今ではすっかりお気に入りの企画になっています。
この日の企画は、「出演者が自ら軽トラを運転して、
富山県から福井県までの、日本海側の漁港をめぐる旅」でしたね。
冬の北陸・日本海といえば、ズワイガニにブリなど、
美味しい冬の味覚にあふれており、出演者が羨ましいですな(笑)

  • 前半はのんびり、後半は駆け足…

漁港をめぐるということで、場所にあわせて
今回は軽トラを使うことになったのでしょうか(笑)
もっとも、軽トラは長旅用には出来ておらず、
座席は座り心地が悪いため、出演者の花田虎上さんと
ドロンズ石本さんは、腰に疲れが来て大変だったようですね…(^^;)
富山県の黒部漁港から、福井県の小浜港までを5日間」
という内容でしたけど、その間のスケジュールは
出演者に一任されているためなのか(宿泊先の宿も、
あらかじめ決まっているのではなく、出演者が自ら交渉して決めます)
「前半(富山県能登半島)はのんびりゆっくり、
後半は駆け足」という内容になりましたね。
黒部発→氷見(1日目)→和倉温泉(2日目)→輪島(3日目)
三国港(4日目)→小浜到着、ですからね。
前半3日間と後半2日間の、走行距離が段違いですな(笑)

  • 2日目は「加賀屋」に飛び込みで宿泊…1泊2日で5万円

「漁港めぐり」のため、セリを見学したり、漁師さんに話を伺ったり、
魚市場を散策して美味しいものを見つけて食べる、
といった旅になりましたね。魚好きにはたまらない内容でしたね。
1日目は、富山県ホタルイカ寒ブリを楽しみ、
2日目は、ナマコを食べて、なんと、
おもてなしが高評価で有名な「加賀屋」に飛び込み宿泊でしたね。
ただ、1泊2日で5万円…おもてなしが素晴らしくても、
貧乏人には手が出ないですな…(^^;)たとえ手が出たとしても、
私なら、他の目的にそのお金を使いたいな、と思います(笑)

  • 福井県といえば、やっぱ「越前ガニ」ですね

3日目は、能登島で漁師飯の朝食、
能登ガキを堪能して輪島で宿泊でしたね。
3日間で、氷見〜和倉温泉〜輪島ですから、
ここまでは距離を稼げていない、のんびりペースですね。
もっとも、漁師飯を味わったり、
氷見では寒ブリのセリ市を見学したりしています。
これを考えると、「行きあたりばったり」ではなく
「実はしっかりと予定通りのスケジュール」という感じもしますね。
4日目は、輪島の朝市を見学した後、車で砂浜を走ることが出来ることで
有名な「千里浜なぎさドライブウェイ」に立ち寄りました。
その後、一気に福井県の・三国港まで飛びましたね。
ここからは「巻が入った」という感がありました。
「夕方から開催される」セリ市を予定通り?に見学して、
当然、越前ガニの夕食でしたね。
あぁ、私もカニは食べたいですね、本場の福井県で(笑)
ゆで、焼き、刺身などカニのフルコース、
この番組で一番食べたい食事でした…(笑)

  • これだけ「食べまくり」なら、大満足の旅かと思います…

最終日の5日目は、敦賀でフグ料理を堪能して、
今回の旅のゴールである、福井県の小浜に到着していましたね。
鯖街道」の起点として有名な小浜では、
有名なサバを味わっていました。
敦賀のフグは、個人的には初耳でしたね。
これだけ「食べまくり」の旅が出来れば、
軽トラの座り心地の悪さなどは我慢できる範囲であり、
出演の2人も、さぞ楽しいというか、
大満足の内容でしょうか…?(笑)

 「お釈迦様もみてる6 S−キンシップ」(はてな年間100冊読書クラブ 2/100)

  • 日光・月光兄弟の、不思議なエピソード

お釈迦様もみてる」シリーズも、はや6冊目になりましたね。
今回は、日光・月光の双子の兄弟に、焦点をあてた作品となっています。
本シリーズでは「不思議な存在」の双子の兄弟ですが、
お互いの以心伝心ぶりというか、絆の強さを実証した内容になっていますね。
お釈迦様もみてる」シリーズでは、彼等は脇役的位置づけであり、
彼等に関するエピソードは、あまりありません。
そんな彼等がお気に入りのキャラなら、
本書は興味を持って読める内容かと思います。
(もっとも、双子の「不思議」な面が前面に出ており、
不思議なままなので、スッキリしないかもしれないですね‥)
まぁ、私は男性なので、日光月光兄弟をはじめとする
男性キャラには、それほど思い入れはないですけど‥(笑)
‥って、本書に登場するのは、男性キャラばかりですけどね(笑)

  • ストーリーもキャラも、それほど濃くは無いので‥

この「お釈迦様もみてる」シリーズは、
私が好きな「マリア様がみてる」シリーズのスピンオフ作品であり、
マリみて」の世界とも繋がっているところもあるため、
やっぱフォローはしていきたいな、という感じなのですが、
正直なところ、最近は(というか、最初から‥?(笑))
惰性で読み続けている感が強いかな、という感じです(笑)
ストーリー&エピソードも、「マリみて」ほど重くは無く、
キャラも「マリみて」ほど濃くは無い、というところが
読後の印象の薄い理由なのかな、とも思ったりしています。
もっとも、野郎共の濃すぎるエピソードなど、
あまり読みたいとは思わないですけど‥(笑)
マリみて」のような、女の子同士の濃ゆいエピソードなら、
今後もぜひ読みたいですが‥(笑)
やっぱ、薔薇よりは百合ですかね‥?(笑)