先週の「シルシルミシルサンデー」(10/7放送分)

  • 天然のトラフグ漁は、効率が悪くとても大変…

先週の「シルシルミシルサンデー」は、
スペシャル版」ということで、「ドンク」特集の他に
「日本の○○王」の特集もありましたね。
「調理資格を持たない店では扱えない」食材であるフグを
自社で調理済にして、扱えない店に卸すことにより成長した
下関の「フグ王」のパートでは、トラフグ漁が紹介されていましたね。
天然のトラフグ漁は、「4000個の仕掛けを用意して、わずか3匹程度」
しか獲れないそうですね。仕掛けには、トラフグ以外の魚がかかったり
することもあるようです。このトラフグ漁、ある程度獲れないと
港に戻らない(戻れない?)仕組みとのことで、
獲れない場合は船上で寝泊まりするそうですね。
テレビでは、2日間・7000個の仕掛けで獲れたフグは7匹でしたね。
過酷な漁ですなぁ…天然のトラフグの値段が高いのも、納得です。

  • 他社との「差別化」、何気ないようなことでも強力な武器に

他には、「もみじ饅頭王」の紹介もありましたね。
広島には「もみじ饅頭」を作る会社は沢山あるそうですが、
売上トップの会社「にしき堂」は、「広島駅に置くこと」が
飛躍のきっかけだったそうですね。なるほど、
上記の「フグを調理して資格の無い店に卸す」
フグ王もそうですけど、ちょっとしたアイディア・ひらめきが
会社の飛躍のきっかけになる、という感じですね。
他の会社との差別化を図るにあたっては、
「他社が真似出来ないような差別化」を
念頭に置くことが多いのですが、今回のように
「真似出来るけど、やったもん勝ち」という差別化も
時には強力な武器になるのですね。
もちろん、他社にも真似されて差別化の優位性が
無くなってしまうことも多いのでしょうけど。
(というか、そちらのほうが多いのかもしれませんが…)
もっとも「にしき堂」では、モチモチした食感の生地をした
「生もみじ」という製品を発売するなど、
「真似出来ない差別化」も、きちんと図られているようですけどね。