山中伸弥教授に、ノーベル医学・生理学賞

  • 研修医時代は「ジャマナカ」と呼ばれていた山中教授

今週の明るい話題として、標題の
山中教授のノーベル賞受賞のニュースがありましたね。
理系分野には全く疎い私でさえも、
「山中教授が開発した、iPS細胞(人工多能性幹細胞)は
再生医療の切り札として、期待されている」
程度の知識はあった位ですから、ある意味、
受賞して当然とも言えるような成果だった、という感じでしょうか。
一昨年・2010年のノーベル化学賞の受賞者、
鈴木章氏・根岸英一氏の研究成果「クロスカップリング」などは、
当時新聞記事を読んでも、素人にはさっぱり解らないような
研究内容でしたからね…(笑)その山中教授ですが、
研修医時代には手術が下手で時間を要してしまい、
「ジャマナカ」と呼ばれていた、
といったエピソードが報道されていましたね。
まさに人材は適材適所というか、
「臨床医から研究者」へのかじ切りが、
山中教授の人生のターニングポイントであった、
という感じですね。自分に合った分野なら
とことん突き進んで遂にはノーベル賞受賞という成果を達成、
一方で、合わない分野を進んでしまうと
落ちこぼれ研修医からヤブ医者へ…という感じでしょうか。

ノーベル賞といえば、文学賞受賞の最有力候補と言われていた
村上春樹さんは、残念ながら受賞を逃してしまいましたね。
その村上春樹さんの著作、最近の「1Q84」あたりは、
文学性も高いと言われていますが、
私が最初に読んだのは「ノルウェイの森」でした。
その「ノルウェイの森」を読んだ時には、
「読みごたえはあり、面白い」とは思ったものの、
文学作品というよりは大衆小説という感じで、
ノーベル文学賞候補にあがるとは、
全く思っていなかったのですけどね…(笑)