ロンドンオリンピック(10日目)

  • サッカー女子準決勝 日本2-1フランス

サッカー女子の「なでしこジャパン」、
フランスとの準決勝は、まさに「激闘」と言える一戦でしたね。
主将・宮間あや選手の正確なフリーキックから、
前半と、後半早々に1点ずつ決め、日本が2-0とリードします。
この時点で、ブラジルに快勝した準々決勝と同じスコアとなりました。
また、前半は日本ペースで試合が進んでいたこともあって、
この試合も安全圏突入…かと思いきや、2点目が入った後の後半は、
一転して、フランスが巻き返してきましたね。
同じように相手に攻め込まれながらも、
決定的なチャンスは、ほとんど許さなかったブラジル戦とは違って、
この日の試合は、再三ゴールを脅かされる、ピンチの連続でしたね。
1点を返されて、更にフランスにPKを与えてしまいます。
ここで同点に追いつかれていたら、押され気味の試合展開からも
おそらく敗戦濃厚だったのではないかと思いますが、
日本にとっては幸い、フランスはPKを外してしまいましたね。
その後も、最後まで攻め込まれましたが、GK・福元美穂選手の
再三の好セーブもあり、なんとか2-1で逃げ切りましたね。
いやはや、1点差にされてからは、PKもあったりして、
見ていて生きた心地がしなかった試合でした…(^^;)
いずれも得点に繋がった、宮間選手のフリーキックも見事でしたけど、
この日のMVPは、福元選手にあげたいところですね。
後半のフランスの猛攻を「よくぞ防いでくれた」という感じですね。

  • あと一つ、最後まで悔い無き試合を

さすがは負けたら終わりの決勝トーナメント、
楽には勝たせてくれないという感じですね。
準決勝のもう1試合、米国vsカナダの試合も、
実力だけなら米国有利なのでしょうけど、
延長戦に突入する激闘となりましたね。
日本にとっては、カナダが勝ち上がってくれたほうが、
「金メダルがより近づくかな」という感じがしたのですが(笑)
残念ながら米国が延長戦を制し、
延長戦の激闘となったW杯と同じく、米国との決勝戦となりました。
W杯のリベンジに燃え、加えて準決勝の激闘を経て
気を引き締めて決勝戦に臨んで来るであろう米国、
勝戦も、準決勝同様、タフな試合になりそうですな…
前回の北京五輪では、3位決定戦に敗れ、
「ベスト4で唯一メダル無し」に終わった女子サッカーですが、
今回は決勝戦に進み、「悲願のメダル」については
銀メダル以上の獲得が、確定しましたね。
ただ、日本全体としては、ここまで、
競泳など銀メダル・銅メダルは相次いでいますが、
金メダルは、2つにとどまっています。
ここまで来たら、W杯に引き続き、頂点に輝いて欲しいところですね。
残り一試合、悔い無き試合をして貰いたいものです。