「さびない生き方」(はてな年間100冊読書クラブ 63/100)

さびない生き方

さびない生き方

凄腕の人材が育つリクルートから、
中学校の校長に転進して、色々な改革を巻き起こした
著者による「人生論」とも言える本ですね。
まぁ上記のような経歴だけあって、仕事に対しても
パワフルに取り組まれているな、という印象がありました。
内容としては、「年功序列、みんな一緒」の時代から、
「個人個人が自己啓発をする」時代に変わった
社会において、「どうすれば幸福になれるのか」
ということを、著者自らの経験を基に、語っていますね。
自ら道を切り開いてきた著者だけあって、
その言葉は力強く、読んでいて説得感を感じられますね。

  • 最初は他人を真似、その後自分流を確立する

例えば、「何事にも1万時間取り組めば、プロになれる」
そこから自らの特技を鍛える必要性を語っています。
二十代の若い間に読んでおきたかった本かな、
という感じもしてしまいますね。
「三十代前半までは、ひたすら他人の真似をするべき」
といった内容もあります。まぁ確かに、
経験に乏しい若いうちは、
ベテランの流儀を見習って取り入れるのが
賢いやり方ではありますよね。
「新しいことを覚えるには、
まず真似ることから始まる」とも言いますね。
もっとも、いつまでも真似てばかりではダメであり、
「人と同じ道を進むのではなく、
反対方向に道を踏み出すこと」が必要だとしています。
「自分流」を確立する段階、ということですね。
個人的には、この「自分流」がなかなか築けないのが
今の自分の悩みだったりしています‥(^^;)
とはいえ、今から「1万時間」に取り組むのも
少々時代遅れって感じがしてしまいますし‥