ロンドンオリンピック(第3日目)

  • 闘志を前面に出す松本薫選手、今大会日本人初の金メダル

ロンドンオリンピックの第3日目は、
女子柔道57キロ級で、松本薫選手が
見事に金メダルに輝きましたね。
初日の48キロ級、2日目の52キロ級と
連日メダルを逃す、悪い流れであった柔道女子ですが、
その流れを一気に変える、松本選手の快進撃でしたね。
勝戦も、結果は相手選手の反則による勝利でしたけど、
終始、試合を優位に進めていたと思います。
この松本選手、顔つき・眼差しが怖いというか鋭いというか、
まさに「ファイター」そのもの、という感じでしたね…(^^;)
特に、松本選手が、試合直前に自分に対して
気合を入れている様子などは、
「対戦相手を(意識せず)ビビらせるには効果抜群(笑)」
という感じでしょうか。ただ、
これだけ「勝ちに行く」という闘志漲る気迫を持って
試合に臨まないと「金メダルは取れない」、
という感じもしましたね。そんな松本選手の闘志と気迫は
これまで登場したどの選手よりも、強くうかがえました。

  • 男子の中矢力選手は、惜しくも銀メダル

男子の73キロ級、中矢力選手は、惜しくも銀メダルでしたね。
「銀メダル」も2番目の証ですから、
大変凄いことだとは思うのですが、決勝戦で敗れた結果となるため、
どうしても「惜しくも」という表現が似合う感じがしますね。
中矢選手は、この決勝戦の試合途中で、相手の固め技により、
右腕を負傷?させられてしまったことも、
その後反撃したい中矢選手に、不利に働いてしまったと思います。
また、この中矢選手の試合でも、一旦中矢選手に与えられた
ポイントが無効になってしまいましたね。
まぁ、先日2日目の海老沼匡選手の「旗判定の差し戻し」
ほどではないにしろ、やっぱ不可解なものを感じます。
「背中がついているか否か」など、ポイントにカウントすべきか否か、
実際に微妙なケースもあるかとは思いますけど…

柔道と並んで、日本人選手が活躍する種目として
競泳がありますね。その先陣を切って、
日本競泳界のエース・北島康介選手が「100m平泳ぎ」に、
アテネ・北京に続く五輪三冠をかけて登場しました。
勝戦までは進んだものの、5位となり、
残念ながらメダルには届きませんでしたね。
最近は高速化が進み、スピード面で北島選手を上回る
能力を持つ選手が台頭してきたことが、主な敗因のようですね。
そんな状況の中で、北島選手も対応に苦慮していて、
状態が上がって来なかったようですね。
準決勝でも、全体の5~6位での通過だったと思います。
ただ、北島選手は、決勝戦進出だけなら、
これで4大会連続だそうですね。「少なくとも12年間、
世界のトップクラスの座を守り続けている」ことになります。
これは大変凄いことと、改めて実感しました。

  • 200mでも、悔い無き泳ぎを期待したいですね

オリンピックで金メダルを獲得したことにより、
競技や練習を続ける目標が(一時的に)無くなってしまって
モチベーションが低下してしまったりとか、
あるいは「好敵手」であったダーレオーエン選手が
急死してしまったりと、ここまでの北島選手の
精神面にも、色々な変化があったことと思います。
しかし、これらの変化要因を、最終的に乗り越えての、
4大会連続決勝戦出場であり、2連覇がある、ということですよね。
まだ北島選手には、得意の「200m平泳ぎ」が残っています。
日本国民としては、3連覇を期待したいところではありますけど、
まずは、北島選手にとって悔いのない泳ぎを、して貰いたいものですね。

その競泳ですが、400m個人メドレーでは、
17歳の高校生・萩野公介選手が、銅メダルを獲得しましたね。
北京五輪で8冠を誇る、マイケル・フェルプス選手を抑えての銅メダル、
というのは凄いことだと思います。まぁ、挑戦者の立場である
荻野選手の場合は、北島選手など事前に有力視されていた選手とは違って、
競技本番前に感じるプレッシャー等も少なく、
リラックスして競技に臨めたことと思います。
これが、好成績の一番の要因でしょうね。
ただ、北島選手の「100m平泳ぎ」と同様、
世代交代の流れを感じさせる快挙ではありましたね。
そういえば、荻野選手も名前は「こうすけ」なのですね。
その萩野選手、AKB48のファンという、
今どきの普通の高校生らしいところもあるところが、
なんだか面白いですね。メダル獲得後のニュースでは、
お母さんに「大島優子さんのファン」だと
ばらされてしまったりしていましたね…(笑)
もっとも、こんな凄い結果を残してしまったら、
もはや「ただのAKB48オタク」とは、雲泥の差なのでしょうけど…(^^;)