「最長片道切符11195.7キロ」(はてな年間100冊読書クラブ 61/100)
- 作者: 原口隆行
- 出版社/メーカー: 学習研究社
- 発売日: 2008/06
- メディア: 単行本
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- 昔を回顧し、気難しさを見せるのは、年寄りならでは‥?(^^;)
65歳になった著者が、
JR運賃が割安になる「ジパング倶楽部」の
会員資格を得たこともあって一念発起し、
「JR最長片道切符の旅」を実践した記録ですね。
まぁ、お年を召した著者ということもあって
昔を懐かしむ繰言が多かったりとか、
してしまいますね。また、途中下車する駅では
「途中下車印を押して貰い、
駅舎の写真を撮り、入場券を買う」といった、
著者曰く「儀式」を欠かさないとのことです。
途中下車印をめぐって駅員と口論するところなどは、
「気難しい年寄り」の様相を呈していますね。
そんな著者と一緒に旅をしたいとは、
あまり思えないですな‥(^^;)
- 一日中立ちん棒では、疲れを覚える記述が目立つのも無理はなし
また、著者は「列車に乗ると、
基本的に先頭の運転席にかぶりつく」とのことです。
ほぼ一日立ちん棒の列車の旅を、何日間も続ければ、
疲れも溜まってしまうことでしょうね。
本文中に、疲れを訴える記述が目立つのも、
むべなるかなという感じです。
個人的には、電車の旅は「窓側に座って、
車窓が流れ行くのを、のんびり楽しむ」ことが、
醍醐味だと思っています。
「人によって価値観は異なる」、
ということを、改めて実感した思いですね‥(^^;)
ただ、著者のような信念を持って
「最長片道切符の旅=立ちん棒&乗りっぱなし」
を何日も続けるのは、確かに大変でしょうね。
「修行」としての一面を呈してくる、という感じもします‥