「新書がベスト 10冊で思考が、100冊で生き方が変わる」(はてな年間100冊読書クラブ 45/100)

新書がベスト (ベスト新書)

新書がベスト (ベスト新書)

  • 冊数をこなすためには「新書」が便利

読書ブロガーとして著名の著者・小飼弾氏が。
自身の「読書論」を語った本、という内容でしょうか。
幅広いジャンルの本を数多く読みこなす著者は、
安くてかさばらない「新書」を愛好しているそうですね。
「新書」の特徴として、「コンパクトで持ち運びに便利なこと」、
「装丁で差がつかないため、中身が問われること」
などをあげていますね。また、「本を読まないと情報弱者になる。
本を読んで、「知的レベル(脳内マップ)」を上げていく必要がある」
として、読書の必要性を説いていますね。

  • 「新書レーベルの特徴の分析」は、面白いですね

読書の習慣がない人向けとして、「新書を10冊大人買いして、
意地でも読み通す」といった内容もありますけど、
主に、読書の習慣がある人が、楽しめる内容になっていますね。
特に最後の「各社の新書レーベルメッタ斬り」は、
それがあてはまると思います。
老舗の「岩波新書」、丁寧に仕上げる「中公新書」、
バカの壁」や「国家の品格」をヒットさせた「新潮新書」など、
書経験豊富な著者による、各新書レーベルの特徴の分析は、
読書ファンなら心当たりがあると思える内容なので、
「なるほど」と、思わずニヤリとしてしまうと思います。

  • 書経験豊富な著者による「当たり本」の紹介も

もちろん、数多くの新書の中には、
当たりの本もあれば、外れの本もあります。
著者の経験から、「タイトルは短いほどハズレ率は低い」
そうですね。確かに「インターネット」という
タイトルの新書であれば、中身で勝負するしかないですからね‥(^^;)
上記の「各レーベルメッタ斬り」には、
各レーベルの、著者お薦めの「当たり本」と同時に、
論理が破綻しているような、「ハズレ本」の例もあげられています。
「当たり本」を、読んでみたくなりますね。
もっとも、「本は著者の偏見の固まり」であるとして、
その点からも、数多くの本を読む必要性を説いていますね。
「本の内容を鵜呑みにしないこと」、そのため、価格の安い新書を
数多く読むことが重要、という感じです。