「(わかりやすさ)の勉強法」(はてな年間100冊読書クラブ 27/100)

<わかりやすさ>の勉強法 (講談社現代新書)

<わかりやすさ>の勉強法 (講談社現代新書)

  • 解りやすく説明出来るには、自ら勉強することも必要

著者の池上彰さんといえば、
「わかりやすいニュース解説」でお馴染みです。
ただ、わかりやすい説明が出来るようになるためには、
しっかりと理解出来ている必要があります。
本書は、理解するための勉強法について、
主に書かれていますね。
池上流のプレゼンの仕方(模型を使う等)などは、
過去の著書と重複する面もありますが、
商売のニュースについての勉強内容は、
さすがという感じですね。年配の著者らしく、
情報源としては、新聞に重きを置いてはいますが、
雑誌や本も沢山読み、ネットも軽視することなく、
WikipediaAmazonの書評も、駆使しているようです。
朝日新聞の書評は、他新聞に比べて影響が大きい」など
専門家ならではの分析もありますね。
著者はニュースが仕事のため、
ニュースに対して貪欲に情報を収集していますけど、
普通の人は、自らの仕事の範囲に対して、
著者の勉強術を応用すればいいのかな、と思います。

  • プロの最終到着点は、よく似ていますね‥

「クリアファイルによる情報整理」など、
昔のベストセラー「超・整理法」あたりに、繋がるところもありますね。
一流のプロが辿り着く頂点というものは、
あまり変わらないということでしょうか。
このあたりの整理法的な内容や、
「細切れ時間を有効活用」といったところは、
「超・整理法」など、色々なところで見かけるため
少々食傷気味に感じてしまったところもありました‥(^^;)
(でも、自分が出来ているかとなると、また別の話ですけどね‥(^^;)
あとは、「伝え上手になるには、まず聞き上手になる」
といった、コミュニケーション力UPを
説いている内容などは、なかなか参考になりましたね。
「相手が話したくなるリアクション」とか、
今の自分は、なかなか出来ていないなぁ‥と思います…(^^;)