「女は男の指を見る」(はてな年間100冊読書クラブ 16/100)

女は男の指を見る (新潮新書)

女は男の指を見る (新潮新書)

  • 「メスが自分の遺伝子を残すために、優秀なオスを選ぶ」

標題のような、「異性に惹かれる」ポイントについて、
他の生物の行動などを元に、解説した本ですね。
本書によると、人間も含めて、生物は一般的に
「メスが、自分の遺伝子を残すために有能なオスを選ぶ」
という感じだそうです。選ばれる立場のオス受難なところは、
人間も含めて、どの生物も変わらないのですね…(^^;)
そのため、オスはメスに選ばれるために、
クジャクの羽は綺麗になったり、しているそうです。
また、優秀なオスをパートナーにしているメスは浮気しないが、
あまり優秀ではないオスをパートナーにしているメスは
平気で浮気をする、といった生物もいるそうですね‥(^^;)
男性(オス)はいつでも精子を放てますが(笑)
女性(メス)の排卵は月1度と限られているので、
子作り(異性選び)には、女性のほうが
圧倒的に慎重になっているとのことですね。

  • 薬指が長いほど、男らしい‥?

人間の場合は、薬指が人差し指よりも長い男性ほど、
男性ホルモンのテストステロンが豊富で、
「競争心」などの男性らしさが強いそうです。
そのため、優秀なオスを求めるメスの本能として
「女は男の指を見る」という、
標題の行動に繋がっているようですね。
私の場合は‥薬指のほうが人差し指よりも
やや長いかな、という程度ですね…(^^;)
残念ながら、指の面からも、女性から積極的に
選ばれるタイプでは無かったようです‥(笑)
本書は、全体的に、男と女(というか、オスとメス)の
生物学的な雑学集、といった感じですね。
なかなか興味深い内容に、仕上がっていると思います。
初対面の男女が集まるような、
合コンなどのネタ話としても使えそうですけど、
下ネタ系の展開に繋がってしまいそうですから、
あまり積極的に披露するわけにも、いかないかな‥(^^;)