「日経新聞の「本当の読み方」がわかる本」(はてな年間100冊読書クラブ 13/100)

日経新聞の「本当の読み方」がわかる本

日経新聞の「本当の読み方」がわかる本

  • 一週間の「まとめ記事」を押さえること

「社会人必携」とも言われている日経新聞
とはいえ、一般紙と比べると、
取っ付き難さは否めないって感じですね。
本書では、ポイントを押さえて
日経新聞を読みこなす方法を解説していますね。
著者は、「1週間のまとめ」や「次週の動き」といった、
1週間の動きを取りまとめている項目を重要視している、
という感じですね。まとめの項目を利用して、
復習と予習を実行している、という感じでしょうか。
この方法なら、週末の短い時間で、
この1週間に起こったことの復習と、
次週に起こる予定の出来事の予習が出来て
便利だな、という感じですね。

  • 経済指標の数値の見方は、なかなか興味深かったです

個人的に興味深かったのは、GDPなどの
経済指標の読み方を解説してある内容でしたね。
企業の決算書・財務諸表の読み方を解説している本は
いくらでもありますけど、経済指標の数値の見方を
解説している本は、なかなか見かけないと思います。
しかし、経済指標のナマの数値を把握することによって、
今まさに起こっている経済の動きが把握できるのですね。
ここは、株式投資をする人なら必読かもしれません。
また、本書の巻末には、経済指標の過去20年分のデータが
収録されていますね。本文記事の内容に従って
経済指標を分析する際には、非常に役に立つ内容かと思います。

  • 「自分の頭で考えること」が大事

あとは、新聞記事を元に、著者がどのように記事を読み、
考えているのかという具体例が掲載されていますね。
「役に立つ」日経新聞とはいえ、
その記事を鵜呑みにするのではなく、
「自分の頭で考えること」が重要だとしていますね。
また、上記にあげられている経済指標の数値と、
記事との関連を把握する、といった内容がありますね。
記事を鵜呑みにして流し読みするのではなく、
「自分で考えながら読む」ことですね。
これによって、思考力が鍛えられる、
といった感じでしょうか。
まぁ、著者のレベルに達するまでには、
経済指標をしっかりと理解する必要が、出て来ますけどね‥