中学校で「武道」必修化

  • 体育教師は付け焼き刃で習得、柔道には危険性も

最近まで全く知らなかったのですが、
来年度から中学校の体育で、
「武道・ダンス」が必修化されるそうですね。
種目は武道の場合、「剣道」・「柔道」・「相撲」の3種目だそうです。
そのうち、相撲を採用するのはごく少数に留まり、
剣道7割・柔道3割くらいの割合になっているそうです。
このうち柔道は、練習の際に頭を打ち大怪我をする危険性がある、
ということで、必修直前のこの時期になって、
改めて問題視されているそうですね。
また、体育教師の中にも武道未経験者が多数存在するため、
必修開始に向け、付け焼き刃状態で習得を図っているそうです。

  • 武道で「礼に始まり礼に終わる」精神が学べるとは、思えないですね‥

しかし、個人的な経験からすると、
正直なところ「武道」を学んだところで、
「肉体的・精神的に何かが変わる」という印象は無いですね(笑)
武道には「礼に始まり礼に終わる」精神があると言います。
しかし、子供の頃に学んでいた限りでは、
そのような実感は、ほとんど無かったです。
「剣道は、夏の暑い時期には蒸れて臭って大変」
という嫌な思い出しかありませんね‥(笑)
もし、「武道必修化」が、「礼に始まり〜」の精神を学ばせることを
狙いにしているのであれば、
茶道を必修にするほうが、よほど有意義かなと思います。

  • 武道よりも、日本史の必修化のほうが良いかと

誰がいつの間に、このような愚策と断言出来る
「武道必修化」の導入を決めたのでしょうか。
体育で武道を必修化するくらいなら、
個人的には「護身術」でも学ばせたほうが、
社会に出てからも有効な、より実践的なスキルになるかと思います。
特に、女子中学生や高校生にとっては、
今の時代「護身術」は、残念ながら
習得しておいたほうが良いスキルになりつつありますからね‥
また、「日本の伝統を学ぶ」ことが
武道必修化に盛り込まれているのであれば、
現在、高校で「世界史を必修にして日本史を必修から外している」
ことと矛盾しますよね。中学と高校の違いはありますけど、
武道を必修化するくらいなら、日本史を必修化したほうが
より祖国・日本への理解を深めることに、繋がると思いますけど。