「若者の「うつ」 「新型うつ病」とは何か」(はてな年間100冊読書クラブ 9/100)

若者の「うつ」―「新型うつ病」とは何か (ちくまプリマー新書)

若者の「うつ」―「新型うつ病」とは何か (ちくまプリマー新書)

本書は、いわゆる「うつ病」全般について、説明された本ですね。
従来型の「うつ病(=メランコリー型うつ病)」については勿論、
最近の若い人達によく見られ、従来のうつ病とは症状が異なる
新型うつ病」について、多くページが割かれています。
学説っぽく言うと(笑)「新型うつ病」とは、
「ディスチミア型うつ病」、「非定型うつ病」、「発達障害うつ病」の
3つのタイプに分類されるとのことです。
そして、上記の3タイプそれぞれが、関連し合うそうですね。
まぁ、このあたりの学術的なことは、
医学を専門にしている人ではないと、
読んでいてもあまり頭には残らないと思います‥(^^;)

  • 仕事では不調だが、遊びでは元気(笑)

平たく言うと、「新型うつ病」は、
「従来型のうつ病患者によく見られる自責の念に乏しく、
他罰型であること」、「全ての面おいて元気が無いのではなく、
仕事や勉学では不調だが、自分の好きなことには元気が出ること」
「うつ」を積極的に利用してサボりがち」
といった特徴があるようです。こういった特徴から、
「本人の気持ちの問題」といった捉え方をされてしまい
回りの理解がなかなか得られずに、
結果的に重症化してしまうケースも多いようですね。
「自責ではなく他責だから、うつ病ではない」
といった見方をされてしまうようです。
しかし、「仕事では調子が悪くなるが、遊びでは元気」
「自責ではなく他責」といったところは、
今の私そのものかも‥(笑)
実は私も、「新型うつ病」だったりして‥(^^;)
‥って、こんなことを書ける間は
まだまだ大丈夫、ってことなのでしょうけど‥(笑)