「婚活貧乏 結婚してはいけない人を避ける方法」(はてな年間100冊読書クラブ 99/100)

婚活貧乏  結婚してはいけない人を避ける方法 (中公新書ラクレ)

婚活貧乏 結婚してはいけない人を避ける方法 (中公新書ラクレ)

  • 男女間のトラブルから、問題相手の例をあげている本

本書は、男女関係のトラブルを扱ってきた行政書士の著者が、
自ら受けた相談例を元に、暴力やモラハラなど、
「問題ある相手=結婚には不向きな人」の例をあげている本ですね。
ただ、「婚活貧乏」という、本書のタイトルとの結びつきは
少々苦しいところかな、という感じがしてしまいますね‥(^^;)
このタイトルからは、「婚活ブームに乗って
規模を拡大している「結婚相談業者」が、
例えば「高い会員料を取りながら、ロクな相手を紹介せず」
なかなか成婚に至らずに、会費ばかりかさんで貧乏になってしまう」
といった内容を思い浮かべてしまいます。
私も、本書を手に取った時は、むしろそちらの方面の
内容を期待していたのですが‥(笑)

  • 相手をしっかり見極めてから、結婚に踏み切ること

まぁ、暴力を振るう、金使いが荒い、モラハラ
こういった相手が結婚相手にふさわしくないのは自明の理ですが、
「焦るあまり、相手を見極めることなく、結婚を急いでしまう」
ことに対して、警告を鳴らしているという意味では
婚活に関係があるとは言えますね。
そして、ふさわしくない相手にお金を使い込まれてしまう、
これが「貧乏」といったところでしょうか。
あと、不幸な結婚生活により精神的なダメージを受け、
負け組へ転落してしまうことも、「貧乏」につなげていますね。
また、加害者は男性に限らず、女性の場合も多いそうです。
ただ、「相手をしっかり見極める必要がある」とはいえ、
学生時代からのカップルを引き合いに出しているのは
どうかと思いますね。適齢期にある人達が、
学生時代からのカップルのように
長い付き合いをするわけにもいかないですから‥