「一番じゃなきゃダメですか?」(はてな年間100冊読書クラブ 97/100)

一番じゃなきゃダメですか?

一番じゃなきゃダメですか?

  • 父がやり手の実業家だったため、本人もキツい性格に‥?(笑)

事業仕分け」で一躍脚光を浴びた、蓮紡議員の著書ですね。
その生い立ちから、議員になるまで、
そして議員活動の様子が描かれており、
蓮紡さん自身にに興味があれば、必読の書かと思います。
タレント(キャスター)から政界へ転身を遂げた蓮紡さんですが、
その生い立ちも、普通とは少し違っていますね。
父が台湾人の実業家、母が日本人であり
幼少の頃から、しばしば日本と台湾を往復していたそうです。
両国の文化の違いを意識したりして
また小さい頃から国際感覚が養われたこと、
が大きかったと思います。父がやり手の実業家だったこともあり、
蓮紡さんもあの通り、キツイ性格になってしまった(笑)
という感じでしょうか‥(^^;)
社会で「出る杭」になる、という決心は、
和を大切にする日本の風潮からすると、
普通ではなかなか出来ないですよね。

  • 蓮紡さんのルーツは、やっぱ台湾にあるのかな

まぁ、事業仕分けについての是非は
ここでは置いておくとして、
蓮紡さん自身の意気込みは、読んでいて伝わってきますね。
台湾の総統選挙に高い関心を抱いているのは、
蓮紡さんが台湾にルーツがあるからこそ、でしょうか。
総統選挙の盛り上がりを実感すると、
日本の政治が歯痒く思われてしまうというのは
なんとなく理解できるかな、という感じですね。
蓮紡さん自慢?の、事業仕分けのネット中継は、
政治のパフォーマンス化に繋がった感もありますけど、
また一面では、国民に対する情報公開のひとつにも、
なっていると思います。著者の今後のご活躍には、
良くも悪くも注目かな、というところでしょうか‥