オリンパス「飛ばし」問題

  • 監視&管理がますます強まり、窮屈になりそうです‥

外国人社長の解任から発覚した、
オリンパスの「飛ばし」騒動ですが、
今後の仕事への影響を考えると、憂鬱になりますな。
業務面では、内部統制などの管理・監視的な視点が
これを機会にますます強まり、さらに窮屈になりそうです。
ただでさえ低いといわれている
日本人ホワイトカラーの生産性が、
この事件によって、ますます低下しそうですね‥(^^;)
また、この事件により日本企業全体への信用が失われ、
それに付随すると思われる株式市場の低迷もまた、
資産運用面における、環境の悪化につながってしまいますね‥
超低金利が続く現在、今後ともカネ余りが続きそうですね。

  • 監査法人は、買収価格の異常さに気づいたようですが‥

そのオリンパスですが、上場企業です。
会計監査の対象であり、また社外取締役がいながら、
この「飛ばし」が見抜けなかったとは、
なんとも情けないような気がしてしまいますね。
体制だけ整備していても、それが機能しなければ
正直どうしようもない気がします。
まぁ、最新の報道によると、会計監査で監査法人
買収価格の異常さに気がついたものの、
真相まではたどり着けなかったようですね‥
(バレそうになったため、危機感を覚えた経営陣により
翌年度から監査法人は交替になったそうですが‥)

  • 脛に傷持つ身でありながら、なぜ外国人社長を登用?

また、「飛ばし」の負の遺産を抱えていながら、
「外国人を社長に起用しようとした」判断も
個人的には疑問視ですね。
過去や周りの人間関係にしがらみのない外国人を
社長に起用すれば、今回のケースのように、
過去の過ちが暴かれてしまうことも、当然想定されます。
闇から闇に葬り去るつもりであれば、
「飛ばし」の案件を存知している「一蓮托生」の役員を
代々社長に起用して、「負の遺産の処理」を
こっそりと引き継いでいくべき、
だったのかと思うのですが‥(笑)