先週の「シルシルミシルサンデー」 (11/6放送分)

先週の「シルシルミシルサンデー」は、
冷凍食品会社「テーブルマーク」の特集でしたね。
個人的には聞き慣れない会社名でしたが、
カトキチ」と「JTの食品部門」が統合した会社だそうです。
カトキチ」は、少し前に問題を起こした気もしますが(笑)
そういえば「うどん」などでお馴染みの会社でしたね。
上記の統合も、問題を起こしたがゆえの結果でしょうか…?
統合相手の「JT」ですが、本業である「タバコ産業」の
将来性が見込めないため、民営化当初から、多角化には積極的ですな。
稼いだお金(営業キャッシュフロー)を、「本業ではなく、
多角化につぎ込んでいる」典型的な会社、という感じですね。
今回の放送では、「カトキチ」由来の、「冷凍なのにコシのある麺」や
人気商品の「お好み焼き」、「炊き立てご飯」などの紹介がありましたね。

  • 工夫された製法で作られる冷凍食品、美味しくなるもの道理です

これまでこの番組で、「ニッスイ」など、
色々な冷凍食品会社の工場を見てきましたけど、
冷凍食品といえども、製法にはこだわっていることが、
よく理解出来ましたね。なるほど、
「冷凍食品なのに、ソコソコ美味しく食べられる」、
というのも納得の出来、という感じです。
例えば今回の「炊き立てご飯」では、
「ご飯をきれいに炊き上げるため」には
「炊いてからパック詰め」するのではなく、
「パック詰めしてから炊く」という工夫がされていましたね。
「炊いてからパック詰め」が当たり前、という感じがしていたので、
ちょっとした「コペルニクス的転換」、という感じですね。

  • 全国各県の「日本一」を紹介する、新企画

残りの時間は、今回から新企画として、
「全国日本一視察」が始まりましたね。
これは、全国各県の「日本一」を紹介する企画の模様です。
第1回の今回のお題は「広島県」ということで、
広島県が日本一の生産を誇る品として、
「カキ」や「筆」が紹介されていましたね。
こういった内容は、淡々とした見ていて面白みの無い
映像になりかねない可能性もありますが、
今回は「カキの養殖」の映像が、興味深かったですね。
10mほどの針金につるされて海中で養殖されているカキを、
海中から引き揚げ「針金を切ってカキを落とす」様子が
ダイナミックでしたね。この作業中に、
そのまま海中に落ちてしまう針金(とカキ)もあるとか。
「勿体ないな〜」という感じですね…(^^;)
また、カキの殻は手作業で外すそうですが、
ベテランの作業者の手にかかると、あっという間ですな。
こういう内容は、カニの殻剥きあたりでも、
よく見かける映像ですね(笑)

  • 「化粧筆」の生産は、こだわりの「日本品質」で

「筆」は、「化粧筆」作りの様子が紹介されていましたね。
切れ毛、逆毛、ムダ毛などを取り除く工程が
徹底しており、こういう細やかな気配り・配慮が、
「日本の誇るべき技術」なのだと実感しました。
大雑把な外人には、決して真似出来ないのではないかと思います(笑)
また、今後日本が「モノづくり」で生き残っていくためには、
こういった「高技術・高品質の製品」を作るしか無い、
と改めて実感した思いでしたね。
TPP導入が騒がれている今日ですが、
「こだわりの日本品質」を、アピールしていかなければ
競争に負けてしまいますよね…間違いなく。