「鉄道世界遺産」(はてな年間100冊読書クラブ 88/100)

世界の鉄道を乗り歩いている著者による、
実際に世界遺産に登録されている鉄道と、
著者による「自薦」世界遺産の鉄道が、紹介されていますね。
新書本のため、紹介されている鉄道の解説は薄く、
また写真の掲載枚数が少なくて、
雰囲気が伝わり辛いのは残念ですが、
仕方の無いところでしょうか。
「絶景」と触れられていれば、
その景色を写真で味わいたいところですよね。
もっと写真の枚数が増えると、
もっと楽しめる本に仕上がると思いますけど、
料金も跳ね上がるのでしょうね…(^^;)
まぁやむを得ないところでしょうか。

  • 読んでいて、楽しさが伝わってきますね

鉄道好きの著者による記述のため、
読んでいて楽しさが伝わってくるのは、良いと思います。
著者と同じ、鉄道マニアの皆さんなら
楽しめる内容でしょうね。
私は、海外の鉄道にはほとんど乗ったことが無いのですが、
スイスの高原鉄道とか、乗りに行きたくなってしまいました。
鉄道発祥の国は、ご存知の通りイギリスですが、
現時点でイギリスには世界遺産が無い、
というのもなかなか面白いですね。
その一方で、「後進国」のイメージがある、
東欧のハンガリーブダペスト)の地下鉄が
世界遺産登録されているようですね。
日本の地下鉄は、アルゼンチンのブエノスアイレスの地下鉄を
参考にした、という事実も意外でした。
今では、日本の地下鉄の車両のお古が、
ブエノスアイレスで走っているようですが…(^^;)