「悪質商法のすごい手口 ここまで巧妙ならみんなだまされる!」(はてな年間100冊読書クラブ 87/100)

  • 悪質商法」の豊富な事例と、その対策法は必読

全国の消費生活センターに寄せられる
消費者相談の事例を、取り上げた本ですね。
事例を基に、その対策法が取り上げられています。
実際に発生している事例ですから、
実践的な内容になっていますね。
悪質商法の勧誘も巧妙化を増してきていますから、
本書を一読することによって、
心構えを持っておくことは有効ではないかと思います。
悪質商法が無くならない中では、こうした「消費者教育」は、
全国民必修にしても良いくらいですよね。
これこそ、生活に即役立つ、有用な知識かと思います。

振り込め詐欺オレオレ詐欺)」、「架空請求」といった
有名な(笑)商法など、色々な悪質商法が取り上げられていますね。
悪人どもの悪知恵は、尽きることが無いって感じですな。
認知証などで判断力が低下した高齢者を狙って、
「訪問販売」で、必要の無い物を次から次へと売りつけたり、
また必要も無いインチキ工事契約を結ばせる、
といった商法は、本当に悪質ですね。
一度騙されたら、「カモ顧客名簿」が出回って
次々と悪質業者が訪れ、被害も増えてしまうようですね。
また、保険会社のように、一見悪質業者ではなくても、
「不必要な保険の契約を結ばせる」といった、
被害が出ているようです。これからますます高齢化社会
進行して、高齢者のみの世帯も増えることでしょうから、
悪質商法対策(教育)」の重要性は
増すことになるのではないかと思います。

  • 「タダで粗大ゴミを引き取る」業者も、実は悪質方法だった…

先日、私の家に「(現在は引取りが有料である)粗大ごみを
タダで引き取ります」といったチラシが入っていましたけど、
これも、本書では「悪質商法」の一つとされていました。
「タダで引き取ってくれるのなら、全然問題ない」
と思っていたのですが(^^;)、いちゃもんをつけて
引き取り料を請求してきたり、粗大ゴミが不法投棄されて
環境の悪化を招いたりしている、可能性があるようですね。