「フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略」(はてな年間100冊読書クラブ 68/100)

フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略

フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略

  • 「フリー」を、いかに有料サービスに結びつけるか

ビジネス本関係ではベストセラーになっている本書、
私は図書館で借りたのですが、予約が一杯入っており
借りられるまでに、大変時間がかかりました‥(^^;)
その内容ですが、話題を集めるだけあり、なかなか興味深かったですね。
現在社会では、標題の通り、インターネットを中心にして
「無料」のものが、我々の周りにあふれています。
もちろん無料だけでは、ビジネスにはならないため、
「フリー(無料)を、いかに有料サービスに結びつけていくか」
ということが、ビジネス面では肝心だとしていますね。
「無料ユーザーの5%が、有料会員になってくれれば儲かる」
といった、「フリーを入り口にした、さまざまなビジネス」の解説がありますね。
「アーティストは、海賊版がはびこるCDの販売で儲けることは諦め、
海賊版を周知の手段として位置づけ、コンサートの集客で儲ける」
といった内容の記載もあります。
まさに、フリーを逆手に取ったビジネスの方針って感じですね。

  • デジタルものはフリーになりやすいため‥

本書の著者は、Amazonのビジネスモデルで話題になった
ロングテール」を唱えた著者でもあるのですね。
さすがネットの世界については熟知しており、
今回の「フリー」で二度目のヒットをかっ飛ばした、
といった感じでしょうか。「フリーのルール」として、
「デジタルものは、遅かれ早かれ無料になる」
「遅かれ早かれ、フリーの競い合う」
といった内容をあげていますね。
海賊版を排除しようと思ってもしきれるものではなく、
それならばむしろその状況を逆手にとって、
有料コンテンツなどで儲けるビジネスを考案する、
という感じですね。デジタルコンテンツは、
ひとたび損益分岐点を上回れば、
利益が加速的に増加する、といった感じでしょうか。