「田原式つい本音を言わせてしまう技術」(はてな年間100冊読書クラブ 56/100)

田原式つい本音を言わせてしまう技術

田原式つい本音を言わせてしまう技術

  • 本音を引き出すには、自分も心を開くこと

朝まで生テレビ」などの司会でお馴染み、
キャスター・田原総一朗さんが、書かれた本ですね。
主に、キャスターとして、著名人を中心とした相手から
本音を引き出す方法が、述べられていますね。
「相手の心を開くには、まず自分が心を開く必要がある」という
ポリシーの元で、自分を飾らず開けっ広げにすることが、
相手の本音を引き出すために必要である、としていますね。
まぁ、よくよく考えれば当たり前のことですが。
また、小泉純一郎・元首相から「僕は教育という言葉が嫌い」
といった言葉を引き出した、といった、
著者ならではの実践的な具体例も取り上げられており、
内容に説得感を与えていますね。
ただ、本書を読み進めていくと、結局のところは
「自分を飾るな、さらけ出せ」といった内容に尽き、
最初から最後までその旨を、色々と言い換えているだけ、
といった感じもしてしまいました‥(笑)

また、「まず相手のことを好きになる」、
「もう一度自分と話したい、と思われるためには、
相手をほめ、自分の自慢話はしない」
といった感じの内容もあります。
著者のようなディベートを仕切る立場だけではなく、
営業パーソンが顧客の心をつかむ時にも
役立つようなスキルが、織り込まれていますね。
まぁ確かに、相手の本音を引き出すことによって、
その相手との人間関係を構築することに、成功する訳ですからね。
営業パーソンも、まずは顧客との人間関係を
築くことが重要ですからね。