「〈他人力〉を使えない上司はいらない!」(はてな年間100冊読書クラブ 40/100)

<他人力>を使えない上司はいらない! (PHP新書)

<他人力>を使えない上司はいらない! (PHP新書)

  • 管理職的な立場の人は、部下を上手に動かすことが必要

本書は、会社で管理職的な立場にある人は、
部下(他人)を上手に動かすことが大切、だとしている本ですね。
管理職が仕事を全部抱えてしまっては、
仕事が回らなくなってしまいます。また、部下も育ちません。
そのために、部下を中心とした「他人力」を
上手く使うことが必要になる、とのことですね。
もっとも、単に部下に仕事を振るのではなく、
部下の心を動かして、「この上司のために働こう」と思わせることが
必要だとしていますね。まぁ、ここまでは、
ごくごく当たり前の内容かな、という感じですね。
管理職になるような方々なら、認識済みだと思います。

  • コミュニケーションを良好にして、他人力を借りること

上記のことは理解しているが、「なかなか部下が懐かない」、
「残念ながら、部下との仲が良好ではない」といった
悩みを抱えている管理職の方々も、多いと思います。
この本では、「他人力を借り易くするための」
コミュニケーション術を説明していますね。
例えば、相手に「気持ちが良い人」、「気さくな人」
「凄い人」、「かわいい人」、「安心出来る人」
と思わせる、といった感じですね。
「かわいい人」なんて項目もありますが、
これは女性著者ならではの発想でしょうね…(^^;)
普通の男性の管理職が「かわいい人」と
思われることは、あまり無いのでは…と思います(笑)
著者が、キャビンアテンダント時代に、
「美人だけれど性格がきつい先輩」と仕事をした経験から、
この「かわいい人」が条件に入っているような、
そんな感もありますね。