「大失業時代」(はてな年間100冊読書クラブ 35/100)

大失業時代 (祥伝社新書150)

大失業時代 (祥伝社新書150)

  • 不況と雇用の悪化状況を概説

08年半ばのリーマンショックに始まる不況、
その不況に基づく雇用の悪化状況を概説していますね。
「派遣切り」や「賃金低下」といった、
我々サラリーマンにとっても馴染みが深いというか、
ごく身近になっている内容が、取り上げられていますね。
「大失業」という内容が内容だけに、
私が働いている会社でも現在発生しているような
事象が取り上げられていたりして(ぉ
読み進めていくに従って、重苦しくなる感もありますね…(^^;)
まぁ、どの会社も厳しい状況にあるのは同じ、
と言えるのかもしれないですけど…(^^;)

  • 前向きな提言も、欲しいところですね

この本で一つ言及したくなってしまうのは、
豊富なデータを収集して、
全体的に良い分析をしているとは思いますが、
内容が内容だけに、打開策等の前向きな提言等が
欲しかったところではありますね。それであればもう少し、
前向きな気持ちを持つことが出来そうなのですが…
まぁ私の勤めている会社を例にとっても、
事務職のホワイトカラーは過剰というか、
不必要な仕事をしている、と思えてしまう感はあるので(笑)
競争が世界的に広がる中で、
ある程度の失業の波が来るのはやむを得ないのかな、
という覚悟はしています。まぁ自分がその中に入らないように
心掛けていく必要はあると思いますけど…