「死ぬときに後悔すること25 1000人の死を見届けた終末期医療の専門家が書いた」(はてな年間100冊読書クラブ 32/100)

死ぬときに後悔すること25

死ぬときに後悔すること25

  • 図書館で予約して、半年後に届きました…

この本は人気があるようで、図書館で予約していたのですが、
手元に届くまでに半年位かかった記憶があります…(^^;)
続きが気になる小説あたりとは違って、
「待ち焦がれた」とか、そこまでの感情は無かったです。
しかし、人気があるだけあって、なかなか良い内容でしたね。
読んだ後、考えさせられる内容に仕上がっています。
著者は「終末期医療」の専門家ですね。
残された寿命が僅かの患者さんと向き合い、
患者さんの後悔を聞き、書きとめた本ですね。
誰もが最後には死に直面することになりますが、
死の直前に後悔しても、もう取り返しがつきません。
死の直前に患者さんが後悔したことを、
大きく25個にまとめています。
そして、今を生きる人達に向かって、
後悔しない人生を送るよう、呼びかけている本ですね。

  • いざ死を迎えるときに、後悔しないように…

健康系(健康を大切にしない、タバコを止めなかった)
臨死系(遺産&葬儀をどうするか)
体験系(旅行に行きたい、美味しいものを食べたい、趣味が無い)
人生系(結婚しなかった、子供がいない)
悪事系(悪事を働いた、他人に親切にしなかった)
といった感じで、様々な後悔が、取り上げられています。
実際に死に臨んでいる人の言葉だけに、
大変重く、説得感がありますね。
まだまだ死は遠い先のことに思えますが、
いざ死を迎えるときに、後悔が出来るだけ少なくなるように
私も今を精一杯生きていこう、と改めて実感しました。
ただ、自分も出来ていないことが一杯あるなぁ…と思いました。

  • でも、自分(子)のことで、親が後悔すると思うと…

例えば、私はまだ結婚していないのですが、
これも、親として後悔する項目に上がっています。
(子供を結婚させなかった)
まぁこれは、「しなかった」というよりは
「その気はあるのだが、いまだに出来ていない」ことなのですが…(^^;)
しかし、このことが親を後悔させているのかと思うと、
少々やりきれない思いがありますね…(^^;)
(嫁&孫の顔を見せることが出来ていないですから…)
また、自分の葬儀や遺産などといったことは、
死にあたってはしっかりと決めておきたいですね。
葬儀は、「自分(死者)が主役なのだが、
自分ではどうしようも出来ない」行事ですからね。

  • <真っ先に後悔すること>

1 健康を大切にしなかったこと
2 遺産をどうするかを決めなかったこと
3 夢をかなえられなかったこと
4 故郷に帰らなかったこと

  • <しておけばよかったと後悔すること>

5 行きたい場所に旅行しなかったこと
6 美味しいものを食べておかなかったこと
7 趣味に時間を割かなかったこと
8 会いたい人に会わなかったこと
9 自分の葬儀を考えなかったこと
10 やりたいことをやらなかったこと
11 他人に優しくしなかったこと
12 心に残る恋愛をしなかったこと
13 結婚をしなかったこと
14 子供を産み育てなかったこと
15 子供を結婚させなかったこと

  • <しなければ良かったと後悔すること>

16 悪事に手を染めたこと
17 たばこを止めなかったこと
18 感情に振り回された一生を過ごしたこと
19 自分が一番と信じて疑わなかったこと

  • <自分の死と向き合った時に後悔すること>

20 死を不幸だと思ってしまったこと
21 神仏の教えを知らなかったこと
22 生前の意思を示さなかったこと
23 残された時間を大切に過ごさなかったこと
24 自分の生きた証を残さなかったこと
25 愛する人に「ありがとう」と伝えなかったこと