先週の「シルシルミシルサンデー」(5/8放送分)

先週の「シルシルミシルサンデー」は、2時間の拡大版でしたね。
カレーショップ「CoCo壱番屋」や、
ヤマハ」などの特集がありました。
まず「ココイチ」は、全国に千店以上の店舗があるだけに、
ルーを作るセントラルキッチンは巨大でしたね。
一日24万人分のルーを作るそうです。
もっとも、過去のこの番組等で、コンビニ各社等の
弁当を大量に製造する工場などを見ているだけに、
巨大なだけでは、もうそれほどのインパクトを
感じなくなってしまいました‥(^^;)
カツカレーのロースカツを作る工程も、同様でしたね。
カツを作る際に、余分なパン粉や卵(をかき混ぜた液)を
風で飛ばすところなども、どこかの工場で
見た記憶があるような気がします‥(笑)
もっとも、凍ったタマネギやニンジンの巨大な塊を
鍋の中に投入する光景は、豪快でしたね。

  • 人気のトッピングや、海外では日本に無いメニューも

この他、「人気トッピングの調査」、もっとも、
1位が4票では(カツカレー+チーズなど)、正直なところ
あまり意義のある調査結果では無かったかな‥と思います。(^^;)
ココイチには、票が割れるほど、
色々なトッピングがある、ということですね。
また、ココイチでは「カレー以外のお店も出している」
(「カレーうどん」や「あんかけスパゲティ」など)、
「海外のお店では、日本には無いメニューが人気No.1。」
(台湾の「マーボーオムカレー」、
麻婆豆腐がカレー風味になっているようです。
一度食べてみたいと思いました。といった感じの、
ココイチ」の雑学的知識が、紹介されていましたね。
私は、「CoCo壱番屋」をそれほど利用する訳ではないですが、
カレーは好きなほうなので、見ていて楽しめました。

  • ピアノやサックスは、ほとんど全てが手作りによる職人芸

楽器の「ヤマハ」では、ピアノやサックスの
作り方が紹介されていました。
ピアノは安いものでも100万円以上するので、
常々「高いなぁ」と思っていたのですが(笑)
その製造工程は、ほとんど全てが手作りなのですね。
ピアノ1台の完成までに、なんと1年半!もかかるそうです。
生産商品が高価になるのも納得、という感じです。
普通メーカーの工場というと、「ラインを使って大量生産」
といった光景を思い浮かべるのですが、
それとは間逆の、「熟練の職人さんの勘と経験によって
仕事が進められていく職人芸」が展開されていましたね。
例えば、「音色の調整」や「弦の強さ」など。
中小企業ならともかく、大手メーカーのヤマハで、
現代もなお、このような職人芸頼みで生産しているとは、
思ってもいませんでした。さすがは
芸術の場面で使用される商品、という感じですね。

  • 「職人の勘と経験」が生きる分野で、日本の製造業が生き残り‥?

また、技術力を求められない大量生産商品は、
海外の人件費の安い途上国に置き換えられていきますが、
ここで紹介されていたような、ピアノやサックスの製造工程は
「コスト高」だからといって、簡単に海外に
移管出来るような工程ではないですよね。
今後の日本の製造工場が生き残る道として、
このような「職人の勘と経験」が重視されるような商品を
作り続けていく、という道があるかな、と思いました。
もっとも、職人同士の技の伝承が、課題になりますね。
「後継者が不在で、伝統工芸が廃絶の危機に
晒されている」とか、よく見聞きしますから‥

  • 最後は「ピロピロ(吹き戻し)」を製造する会社の、社長さんの紹介

この日最後の特集は、
駄菓子ならぬ駄オモチャの「ピロピロ(吹き戻し)」を
製造する会社の、社長さんの紹介でしたね。
先代社長から受け継いだ「機械」を今でも使い続けており、
「先代様々」という感じの現在の社長さんですが、
海外の低コスト商品に対抗して、
様々なアイディア商品を開発します。
(「ピロピロのひげが伸びる」仮装商品など)
その結果、生き残りに成功した、という感じでしたね。
「いつまでも遊び心を忘れない、
少年の心を持った社長」というところでしょうか。
個人的には、先代社長が開発した
「ピロピロ製造機械」が凄いなと思いました。
「ピロピロ製造」のノウハウなど、
他の人は持っていないでしょうから、
おそらく先代社長が、全て自作したものと思います。
ニッチな産業ということもあって、
陳腐化の早いこの現代において、何年も経た今でも、
先代社長自作のこの機械は、立派に活躍し続けていますからね。
この機械プラス手作業(と内職)で、
1日1万本!のピロピロを製造しているそうですね。
1日1万本!、まだまだそれだけのニーズが
「ピロピロ(吹き流し)」にはあるのですね‥(^^;)
少し驚きの事実って感じでした。