「絶対ボケない生活」(はてな年間100冊読書クラブ 25/100)

絶対ボケない生活 (健康人新書)

絶対ボケない生活 (健康人新書)

  • 「ボケやすい人」と「ボケない人」の違い、まぁ想定通りの範囲内かな…と

認知証(ボケ)について詳しい著者が、
自らの経験を元に、「ボケやすい人」と「ボケない人」の傾向や
「ボケない」ための予防法を語った本ですね。
内容的には、「仕事人間で趣味が無く、
定年退職後は家に引きこもっている人はボケやすい」
「刺激の多い毎日を送っている政治家はボケにくい」
といった感じで、なんとなく一般的にも想像出来そうな感じです。
職業では、謹厳実直な教師が、一番ボケやすいそうですね…(笑)
ただ、自らの経験を基にした分析であるだけに、説得力がありますね。
「マージャンやギャンブルは、ボケない」
「恋心を持つと、ボケない」といった感じで、
一見宜しくないと思われる行動も、
ボケ防止の観点からは、有効のようですね…(笑)
やっぱ、刺激のある毎日を送ることが、大事なようですね。
ギャンブルや恋愛ほどではなくても、
毎日散歩をすることによって変化を発見したりとか、
周りに迷惑をかけない行動でも、刺激は得られるようですね。

  • 病院を訪れるタイミングでは、もはや手遅れ

ボケの恐怖、本人は勿論ですが、
配偶者や子供達にとっても、介護が大変ですよね。
親子で夫婦で読みたい本、といった感じでしょうか…(^^;)
この本にも出ていますが、南田洋子さんが認知証になり、
その姿がテレビで放映されたことによって、
認知証の悲劇も身近になったりしていますからね…
その認知証ですが、患者さん(の家族)が、
患者を連れて病院を訪れるタイミングでは、
残念ながら、もう手遅れのことが多いようですね…
ただ、患者のちょっとした行動から、
認知証の疑いについて、早めに気づくことが出来れば、
認知証の進行を食い止めることが出来るようです。
「食事を食べたことを忘れてしまう」、
「徘徊する」といった認知証の典型的な行動について、
「一緒に行動してあげる」といった、
「認知証をそれ以上進行させない方法」について
書かれてもいますね。ちなみに、このような場合に
怒ったりしてしまうと、認知証が更に進んでしまうそうです…(^^;)