「断る力」(はてな年間100冊読書クラブ 23/100)

断る力 (文春新書)

断る力 (文春新書)

  • 著者の写真が帯にあると、買う気が無くなるのでは…(笑)

お馴染み、勝間和代さんの本ですね。
勝間さんが様々な本で展開されている持論は、
とにかく「出たがり、目立ちたがり」なところが
大変鼻につくという感じがあり、
個人的には賛同できませんでした。
いわゆる「反カツマー」って感じでしょうか(笑)
この本は、帯に勝間さんの写真がでかでかと載せられています。
それだけで、買う気を無くしてしまいそうですね(笑)
書店での著書の置かれ具合を気にするなど、
自分の著書のマーケティングにも気を配っている勝間さんです。
それなら、決して美人ではない
ご自身の写真を表紙に載せたりするのは、
止めたほうが良いのではないかと思うのですが…(笑)
マーケティング的に悪影響を及ぼしているのでは
無いかと想定されますよね…(笑)

  • 今までの「勝間本」よりは、マシかな…(笑)

閑話休題、この本の内容的には、
今までの勝間本よりはマシかな、という感じを受けましたね。
上記の通り、今までの勝間本は、
「目立ちたがり&自分の自慢話」が鼻につきすぎる、
という感じでしたけど、この本はそこそこ
自己啓発本の様相を、呈していると思います(笑)
ただ、その主張内容としては、「会社では、
置き換えの効く「歯車」(この本では、
共用品=コモディティと言い換えていますね)になるのではなく、
特技を持つスペシャリストになれ」という感じで、
目新しい内容は無いですけど…(^^;)
そして、「断る力」を持つことによって、
他人にいいように使われて時間を浪費するのではなく、
スペシャリストとしての技能を磨くよう、提言していますね。
特技を持てば「相手に影響を与えることが出来、
好循環が出来る」ようになるとのことですね。
ただ、最後に思い返してみると、300ページを越えるような
分厚い新書の割には、内容は上記のような感じに
集約されてしまうので、思ったほど内容は無かったような、
そんな感じもしてしまいますね…(^^;)