「起きていることはすべて正しい 運を戦略的につかむ勝間式4つの技術」(はてな年間100冊読書クラブ 17/100)

  • 運は、技術を磨いて、自らつかむもの

「今目の前で起きていることは全て正しく、運は自らつかむもの」
という持論を持つ著者が、運の良い悪いを嘆くのではなく、
「運をつかむ技術」について語っている本ですね。
著者によると、「技術があれば、誰でも運が良くなる」そうです…(^^;)
まぁ、その「運をつかむ技術」というのは、
基本的には「自己啓発のスキル」、ということでしょうか。
著者はそのスキルとして、「脳内フレームを活用し、
潜在意識を利用できるようにする」、
「必要なものをすばやく選び出せる、即断即決」
「知識を増やす」「人間関係を築く」ことを、あげていますね。
これらのスキルによって、「セレンティピティ」という
「常に幸運を発見できる状態」になることが出来るそうです…

このあたりの論点のもって行き方は、
著者がマッキンゼー勤務時代に、
叩き込まれたスキルを流用した、といった感じでしょうか…(笑)
コンサルタント会社では、新入社員にはまず
ロジカルシンキング」のスキルを叩き込む、という話を聞きますから。
あと、この「セレンティピティ」という言葉は。
個人的になんだか胡散臭さが拭えませんな…(^^;)

  • 毎回お馴染み(笑)の、宣伝臭が強すぎるところは…

あと、著者の勝間さんの特徴として、
相変わらず宣伝臭が強すぎるのは、大変鼻につきますね…(笑)
また、必須のスキルとして「人間関係を築く」というのがあるためか、
やたらと有名人と知り合いであることを強調していたりして、
こちらも大変鼻につきますね…(笑)
熟年女優の中では若々しさを保っている、黒木瞳さんの名前は
本書の中には、至るところで登場したりしています…
本書の内容自体は、多少どうかな?と思うところはあるとはいえ、
全体的には悪くないと思います。
しかし、上記のような、勝間さんの特性というか個性は
個人的には性に合わないですね…(^^;)
私は、著者が書いたいわゆる「勝間本」を読むと、
毎度同じような感想を抱いてしまいますね…(^^;)