「なごや四百年時代検定公式テキスト 尾張なごやの謎を解く」(はてな年間100冊読書クラブ 12/100)

なごや四百年時代検定公式テキスト

なごや四百年時代検定公式テキスト

  • 名古屋のご当地検定、「なごや四百年時代検定」の公式テキスト

タイトル通り、名古屋のご当地検定
「なごや四百年時代検定」の公式テキストですね。
江戸時代に名古屋が開府されてから、
2010年で400年、という記念すべき年になりますね。
徳川家康の「清洲越」指令で、名古屋城の建築とともに、
尾張の中心が、清洲から名古屋に移ります。
名古屋が発展するのは、主に江戸時代以降ということもあり、
おもにそれ以降の様子を、描いていますね。
もっとも、江戸時代以前の出来事でも、
例えば源頼朝熱田神宮の大宮司の娘を母に持つとか、
名古屋に関するゆかりのエピソードは、
取り上げられていますね。
江戸時代では、名古屋城下の発展を心掛けた
藩主・徳川宗春や、現代細々と残っている(^^;)
有松宿の絞りなどが、取り上げられえています。
明治時代以降は、現代まで続く「モノ作りの中心」、
製造業の歴史にスポットをあてて、ということで、
豊田佐吉・喜一郎親子の自動織機・自動車生産の挑戦や、
ノリタケなど森村グループ企業の、発展の歴史を描いていますね。
概ね、なんとなくは、知っているような内容が中心でしたね。
…ということは、このまま特に勉強をせずに検定を受検しても、
合格してしまう、ということでしょうか…?(^^;)

  • 勉強するには、少々使いづらいかな…とも思います

検定試験の「公式テキスト」ですが、単色刷りであり
重要な箇所が太字化されている訳でもないため、
試験に出るポイント等は、つかみ辛い感じがしてしまいますね。
まぁ、様々な出版社や予備校から出版された参考書が乱立する
大学受験の参考書とは違って、このご当地検定には
ライバルの参考書が発売されることはまず無いため(笑)
この「公式テキスト」が、使いづらく理解しづらい
構成になっていても、参考書がこの本しかなければ、
検定受験者は必然的にこの本を買わざるを得ない訳ですから、
売上に支障は無いのでしょうけど…(^^;)
これまで様々な検定試験を受検してきた自分からすると、
マイナーな検定試験では、このようなケースが多いですね…