「47都道府県これマジ!?条例集」(はてな年間100冊読書クラブ 7/100)

47都道府県これマジ!?条例集 (幻冬舎新書)

47都道府県これマジ!?条例集 (幻冬舎新書)

  • その地方のローカルルール「条例」は、地域性が豊かですね

法律の範囲内で、各地の地方公共団体
独自に決めることが出来る「条例」は、
その地域のローカルルールともいえます。
従って、地域ごとに様々な条例がありますが、
この本では、それらの条例の中から
特にユニークな条例を、集めた本ですね。
ユニークとはいっても、あくまで法律の範囲内ですから、
アメリカのような、「売春は、ある州では有罪だが
ある州では無罪」といった例はありません。
ユニークな条例は、以下のようなものが多いですね。
「地域の特産品の普及促進をうたったもの」
「理想の街作りをうたったもの」
「あいさつなど、望ましい習慣の定着を図ろうとしているもの」などですね。
ゆるキャラならぬ、「ゆるルール」といったところでしょうか。
特産品の普及促進は、その地域ならではの政策ですよね。
また、「街作り」は、地方自治体(と地元市民)が
一緒になって作り上げていくものですね。

  • どの県にも、変わった条例がありますね

各県別に、5本前後の条例が紹介されており、
誰もが、「自分の地元の県には、こんな変わった条例がある」と
気づかされる内容になっています。
ただ、著者曰く、ユニークな条例は「東高西低」、
東日本で多く、西日本では少ないようですが…
また、よくこれだけの内容を、調べ上げたものですね…(^^;)
ユニークな条例の例として、「母と子に優しい街作り」を目指して、
山口県の光市では「おっぱい都市宣言」が定められています。
しかしその光市では、犯行当時未成年の容疑者に対する
死刑適用が議論を呼んでいる、母子殺害事件が起きていますね。
こんな皮肉な例も、あったりするようですね。