「超凡思考」(はてな年間100冊読書クラブ 111/100)

超凡思考

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  • 大学在学中に司法試験に合格した、俊英の2人の共著

著者のお二人は、いずれも大学在学中に
司法試験に合格した、いわゆる俊英ですね。
そのお二人が、分担して「目標設定」・「時間術」・「情報整理」
「伝える力」について、語った本ですね。
個人的には、伊藤塾で著名な伊藤真さんが、
天職とも言える、現在の法律教育職に行きあたるまでの過程が
なかなか興味深かったですね。
伊藤さんは当初から法律教育の道を志していた訳ではなく、
幼少の頃にドイツで差別を受けたことから
当初は外交官になろうと考えていたようです。
その後、紆余曲折を経て、最終的に法律教育に辿り着いたとのことです。
大学在学中に司法試験に合格するような、
大変頭の良い伊藤さんでも、天職を見つけるのには
様々な紆余曲折を経た、という事実は、なかなか興味深かったですね。
頭の良い方なら、最初から自分の天職に気づいて
一直線に邁進しているものかと、思っていましたけど…(^^;)

  • 「試験に合格したら何をしたいのか」、その思いがモチベーションに

もう一人の岩瀬さんのほうは、
幼少の頃の公文式との出会いを元に、
「小さな達成感を積み重ねていくことが、自信に繋がる」
「短所を克服するのではなく、長所を思いっきり伸ばす」
といったことを提案されていますね。
また、ハーバード大への留学経験から、
すぐ取り掛かることが重要、といった内容もありますね。
ハーバード大への留学の様子の記載は、なかなか面白かったですね。
巷で言われている通り、授業や宿題など、大変ハードのようですね。
あと、個人的には、「試験に合格したら何をしたいのか
考えると、それがモチベーションになる」
という記述が、印象に残りました。
当たり前のことではありますが、今の私の場合は
資格・検定に合格することが目標になっていて、
合格後のイメージって、描ききれていないんですよね…
試験に合格して、資格を取得しただけでは、
すぐ食べていける訳ではない、という現実にぶちあたってしまい、
試験合格後の未来図が、描けない状況に陥ってしまっています…