「男ひとりの老後にならないための55カ条 人生で大切なことは、すべて女性から学んだ」(はてな年間100冊読書クラブ 108/100)

男ひとりの老後にならないための55ヵ条 人生で大切なことは、すべて女性から学んだ

男ひとりの老後にならないための55ヵ条 人生で大切なことは、すべて女性から学んだ

  • 著者名に見覚えが無いと、予想外の内容かも…

この本のタイトルからすると、
先日読んだ「おひとりさまの老後」のような、
「老後の生活ハウツー本」、といった感がありますね。
しかし本書の著者は、以前「崖っぷち高齢独身者」
というタイトルの本を書いています。本書の内容は
その続編(悪く言ってしまえば、二番煎じ)とも言える、
「著者の婚活体験記・続編」、といった内容に仕上がっていますね。
「タイトルに偽りあり」、とまではいかないかもしれませんが、
「予想と内容が違っていた」という声が上がる可能性が
あるかもしれないですね。著者の名前に見覚えがある
読者なら大丈夫なのでしょうけど…
また、「人生で大切なことは、すべて…から学んだ」
というサブタイトルは、有名な本からのパクリですよね…(^^;)
なんだか、本を売ろうとするための、
あざとい戦略のような感も受けてしまいます…

  • 手馴れた著者は、すっかりプレイボーイに

「41年間彼女がいなかった」著者ですが、
婚活を続けて色々と学び、また友人からの
女性の付き合い方やファッションについてのアドバイスを実行したりして、
本書では、すっかりプレイボーイになっていますね…(^^;)
四十代前半の著者の相手として登場するのは、
結婚に焦りを覚えている三十代後半以降の世代が中心、
ということもあって、相手の焦りを逆手に取って(笑)
良くも悪くも、手馴れた姿勢を見せていますね…
また、著者が「婚活本の著者」であることが、
著者の地元である富山県では、広く知られてしまっていており
地元での婚活が、すっかり難しくなってしまったそうですね…(^^;)
まぁ、ここは自業自得という感じでしょうけど…(笑)
また、ニューハーフや精神を病んでいる女性と出会ったり、
風俗嬢に対する片想いと失恋など、場数を重ねた結果の、
様々な珍体験も盛り込まれていますね…(笑)

  • モテなかった過去の復讐をしているのでは…?

また、場数を重ねて手馴れてきたためか、今回では、
相手の女性に対して、結構酷い態度を取っている場面も目立ちますね。
前著の「崖っぷち…」では、今回とは逆に
モテない著者が、女性から酷い扱いを受けていた内容が多く、
読んでいて同情を覚えたりすることもあったのですが、
今回の内容は、ちょっとどうなのかなと思います。
著者は現在、結婚を考えてお付き合いしている女性が
いるとのことですが、このような態度で
果たして上手くいくのでしょうか…?
本書の第4章のサブタイトルにもなっている、
「相手に多くを望むのもいいが、謙虚さを忘れてはいけない」
という言葉を、そのまま今の著者に贈りたいですね…(笑)