「男おひとりさま道」(はてな年間100冊読書クラブ 102/100)

男おひとりさま道

男おひとりさま道

  • 男性の「おひとりさま」を対象にした本

少し前に話題を集めた「おひとりさまの老後」は、
女性の「おひとりさま」を対象にした内容ですが、
今回は、男性の「おひとりさま」を対象にした本ですね。
とはいえ、男性と女性で変わらない内容も多く、
その点では「おひとりさまの老後」と
重複する記載も多くあったりします。
例えば、第3章「良い介護は金で買えるか?」、
第5章「ひとりで死ねるか」は、
男女双方にあてはまる、共通の内容でしたね。
まぁ、私のように両方の本を読む人は、
珍しいかもしれないため、それはそれで構わないのかも。
もっとも、この本の著者は、フェニミズム論で有名な
上野千鶴子さんであり、上野さんご本人は独身です。
男性に対する目線とか、多少偏りがある内容に
仕上がっているのは、まぁやむを得ないでしょうな‥(苦笑)

  • 「おひとりさま」は、老後が不安

私も今のところは、この本で取り上げられている
「非婚シングルのおひとりさま」、に該当してしまいます‥(^^;)
少し前に話題となった年金問題等もあり、最近では、
来るべき自分の老後に思いをはせることも、あったりしますね。
このまま「おひとりさま」状態が続いたりすると、
やっぱ、老後は不安だったりします。
子育てをしない分、難病とかにかからなければ、
資金的に老後を暮らしていくのは、問題ないと思われます。
しかし問題は、介護が必要になったときですよね‥
介護を必要とせず、元気な状態のまま、
ある日突然、コロッと死ぬことが出来れば良いのですが‥(笑)
この本でも「良い介護は金で買えるか?」といった
内容がありますね。他人よりは、
やっぱ身内に介護して貰いたいものですが‥

  • 男性は、引退後も組織(競争)を持ち込みたがるようですね‥

男性のみにあてはまる記載内容としては、
「男性は、現役時代の会社(組織)を引きずってしまうが、
それは他人(女おひとりさまなど)には嫌われる」、
第4章の「ひとりで暮らせるか?」(食事の確保など)が
ありますね。私も、ひとり暮らししていた時でも
食事は半分位しか作らず(それもカレーとか、簡単なものです‥笑)
残りはコンビニ弁当とか、でしたからね‥(^^;)
こんな私は、コンビニのある都会ではないと
暮らしていけないだろうなぁ‥と思います。
あと、この本にも書かれていますが、男の性として、
やっぱ「他人に対して、競争心を持ってしまう」
というのはありますね。現役生活で長い間、
会社で出世競争を強いられたりして、競争のDNAが、
既に体に染み付いてしまっているのでしょうね‥(笑)