「医者のいらない暮らしがしたい からだをもとからよくする仕方」(はてな年間100冊読書クラブ 101/100)

医者のいらない暮らしがしたい

医者のいらない暮らしがしたい

  • 人それぞれの体質に合った、健康法を採用することが必要

健康法については、「万人に通用する画一的な健康法があるわけではなく、
人それぞれの体質にあった健康法がある」、と主張する本ですね。
万人に通用する画一的な健康法=西洋医学
人それぞれの体質にあった健康法=東洋医学(漢方)
という位置づけでしょうか。著者は漢方に詳しいと思われ、
西洋医学よりも漢方を推奨しているような、そんな印象がありますね。
人の体質を「実」・「中」・「虚」に分ける、
というのは漢方的な考えでしょうか?
個人的には少々唐突に思えました。
ざっくり言ってしまうと、活気にあふれている人が「実」、
活気があまり無い人が「虚」という感じでしょうか‥(^^;)
もっとも「虚」の人が病気にかかりやすく、
「実」の人がかかりにくいかというと、そうではないようですね。
「虚」の人は疲れやすい体質であるとか、そういうのはあるようですが。
「実」や「虚」に偏りすぎるのは問題であり、
両方を兼ね備えた「中」が望ましい、という感じですね。

  • 漢方的な見地からの、健康法

その他、この本では健康法として、
食生活や病気の対策などが、取り上げられていますね。
病気の対策などは、「発熱した場合は、熱は下げるべきではない」
といった感じで、西洋医学よりも漢方的な見地から書かれていますね。
「熱があるときは、風呂には入らないほうが良い」
という常識を、私は今まで信じていました。
しかしこれは、風呂が自宅に無くて銭湯に通っていた時代
(銭湯帰りに湯冷めするため)の常識であり、
現代では、風呂に入って暖かくして眠るのが良いようですね。
その他、「水は水道水で十分」、「メタボリックになりやすい人」
といった内容の記載がありました。個人的には、
漢方には詳しく無いため、腑に落ちないと思われる箇所も多かったです。
しかし、「人それぞれの体質に合った健康法がある」というところは
もっともな内容だと感じましたね。
あと、ビタミンのサプリメントを摂取するのなら、
マルチビタミン」ではないと効果が無い、といった記載もありましたね。
私は今、「ビタミンB」、「ビタミンC」といった、
個別のビタミンサプリメントを服用しています。
勿論お金を払って、サプリメントを購入しているのですが、
実は効果が無かったのでしょうか‥?(^^;)