「あなたは人にどう見られているか」(はてな年間100冊読書クラブ 100/100)

あなたは人にどう見られているか (文春新書)

あなたは人にどう見られているか (文春新書)

  • 「好感度がUPする方法」では無く、「自然体であること」

タイトルに興味をひかれて読み始めた本ですが、
本書の結論的には「他人から見られるのは千差万別だから、
万人に好かれるような技は無いので、自然体であるべき」
ということなのですね…(^^;)
「他人からこのように見られるから、こうすれば好感度がUPする」
というような内容を期待すると、期待はずれかもしれません。
まぁ、当然というか、当たり前の結論って感じですけどね。
「誰にでも好印象を与える」八方美人が、
悪い意味で使われることが多いことからも、
誰にでも好感を与えることは、難しいでしょうね。

  • 気合が入ってしまい、色々と盛り込み過ぎて‥

この本は、著者にとって始めての本ということで、
気合が入りすぎてしまったのか(笑)
血液型やパーソナルカラー、出生順など
多岐な分野について触れられていますね。
まぁその分、個々の内容については薄くなってしまうので、
読んでいて物足りなさを覚えるところも、あったりしますね。
著者が博学であることは、よく理解できるのですが、
様々な分野の本に手を出す、読書が好きな人にとっては
「どこかで読んだ内容」ばかりで、物足りなさを覚えるかもしれません。
新書本に、色々盛り込み過ぎって感じがしてしまいました。