日本シリーズ第7戦 ロッテ8-7中日

  • 連日の延長戦、最後は力尽きてしまいました‥

日本シリーズは第6戦に引き続き
第7戦も延長戦に突入しましたね。
第4戦とあわせて、3戦が延長戦というのも
珍しいケースではないでしょうか。
死闘の末、中日ドラゴンズは力尽きてしまった、
という感じの展開でしたね。
連日夜の11時過ぎまでの延長戦、
両軍ともにお疲れさまって感じですけど、
中日にとっては、2戦は引き分け、1戦は負けでしたね。
負けた試合は勿論のこと、引き分けた試合も
ロッテのチャンスではハラハラして、
中日がチャンスを潰すとガッカリしたりして、
甚だ疲れる、週末の夜になってしまいました‥(^^;)

  • ロッテの勢いが、勝った形になりましたね

パ・リーグ3位、4位の北海道日本ハムファイターズとは
最後の最後まで3位を争っていた千葉ロッテマリーンズですが、
この日本シリーズでは、普通に強かったですな。
今年のプロ野球セ・パ交流戦では、
パ・リーグがセ・リーグを圧倒しましたけど、
その結果をそのまま、セ・リーグチーム相手の
日本シリーズで発揮した、という感じでしたね。
勢いといえば、クライマックスシリーズを勝ち上がってきた
勢いも勿論あるのでしょうけど。
中日も、巨人相手にクライマックスシリーズを勝ち上がってきて、
それも最終戦は劇的なサヨナラ勝ちだったのですが、
日本シリーズにその勢いを持続させることが出来ず、
日本シリーズでは、終始押され気味の試合展開になってしまいましたね。

  • 先発投手陣の不振が、痛かったですね。

今年の日本シリーズ、全体を振り返ってみると、
中日は、特にシーズンの終盤は鉄壁とも言えた
先発投手陣が早い段階でKOされてしまうことが多く、
シーズン中のような、先発投手が中盤までリードを守り、
鉄壁の中継ぎ・抑え陣に繋ぐという試合展開が出来ませんでしたね。
逆にその試合展開を、ロッテにされてしまったかな、と思います。
パ・リーグのクライマックスシリーズの出場チームの中では、
福岡ソフトバンクホークスの中継ぎ・抑えは強力であり、
中日とはタイプが似ているチームだな、
逆に埼玉西武ライオンズは、中継ぎ・抑えに不安を抱えているな」
という印象はありました。しかしロッテは、
抑えの小林宏之投手はともかく、中継ぎが強力というイメージは
あまり無かったのですが、このシリーズでは
その中継ぎ投手陣に、きっちりと抑えられてしまいましたね。
まぁ、私はパ・リーグの試合を見ることはあまり無いので、
知識が薄かったこともあるのでしょうけど。

  • 第1戦と第6戦を取れなかったのが、効きましたね‥

運命を分けたのは、やっぱ第1戦だったかな、と思いますね。
得意のナゴヤドームでの試合、
先制して有利に試合を運べるかと思いきや、
先発の吉見一起投手が逆転を許してしまい、
わずか3回で降板してしまいました。
こういう試合展開では、中日得意の展開にはならないですな。
結局、先発投手でシーズン中と同じように好投したのは、
第2戦と第6戦に投げた、チェン投手のみでしたね。
そのチェン投手が投げて必勝体制であった、
第6戦を取れなかったのも痛かったですな。
相手も、エースの成瀬善久投手ということで
投手戦にはなったのですが、7回まではリードする展開でした。
「このまま勝って逆王手」だと思っていたのですけどね。
8回に追いつかれ、延長戦では毎回走者を出すものの
送りバントの失敗が連続し、あと一本が出ず
引き分けに終わってしまいましたから。
クライマックスシリーズとは違って、
日本シリーズは引き分けは引き分けとしてカウントされ、
第8戦の実施もありますけど、
気分的には、負けに等しい引き分けだったかな、と思います。

  • 最後は、浅尾投手と心中

昨日の第7戦は、最後は浅尾拓也投手と
心中した形の展開になりましたね。
浅尾投手、シーズン中では頻繁に登板しており、
クライマックスシリーズの最終戦を見ていると、
「浅尾投手は1回のみの起用がベスト」と思われていました。
それだけに、エンドレス(15回までですが)の
延長戦に突入していたとはいえ、
浅尾投手に3回以上投げさせたのは、
まさに「心中」と言えるかと思います。
落合博満監督は、「浅尾で負けたら仕方なし」という
心境だったのかもしれませんが、
個人的には、納得出来ないものがありましたね。
序盤に大量リードしながら、中継ぎ投手陣が打たれて
逆転を許した展開であったからという訳ではありませんが、
先発の吉見投手を、もう少し引っ張っても
良かったのではないか、という気もしました。
第1戦の内容を見ていて、「早めに替えて、リードを守りきる」
という策を選んだのかもしれませんけど‥