「部下はなぜ上司の言うことを聞かないのか 成果を最大化するアサーティブ育成術」(はてな年間100冊読書クラブ 98/100)

部下はなぜ上司の言うことを聞かないのかー成果を最大化するアサーティブ育成術ー

部下はなぜ上司の言うことを聞かないのかー成果を最大化するアサーティブ育成術ー

  • 部下をお持ちの方に、読んで頂きたい本ですね

部下をお持ちの方(=上司の方々)に
是非読んでいただきたい本(笑)、という感じですね。
部下をお持ちの方は「部下の能力が低い、成長しない」と、
愚痴をこぼしたりすることも、あるかと思います。
上司でもあり、部下でもある、
いわゆる「中間管理職」の方々とか、
上司と部下の板ばさみで、悩むことも多いかと思います。
また、会社の業績が厳しくなり、リストラが進む状況下では、
自分自身の仕事をこなすことで手一杯、
「部下を育てる余裕なんて無い」というのが、本音かもしれません。

  • 部下の育成には「アサーティブ」のスキルがお薦め

そんな、部下の育成でお悩みの上司にお薦めなのが、
本書で紹介されている「アサーティブ」のスキル、とのことです。
「アサーティブ」とは、人の話をよく聞く「傾聴」など
のスキルによって、構成されているようですね。
「部下の意見を聞いて、部下に気持ちよく動いて貰う」ことが、
部下育成のコツとのことです。
育成には、部下に「教える」のではなく、
部下に「的確なコーチング」をすることにより、
部下の育成効果があがる、としていますね。
「部下の可能性を、本気で信じること」が必要としています。
まぁ、上司も聖人君子ではなく、普通の人間です。
「相性の悪い部下の、可能性を信じろ」と言われても、
なかなか難しいかもしれないですね…(^^;)

  • 会社の中だけではなく、その他の対人関係でも、スキルが使えます

また、この「アサーティブ」のスキルは、
会社の中(上司と部下)だけではなく、
その他の対人関係でも、相手を動かすスキルとして使えますね。
部下を育てるのは大変ですけど、部下を育てることによって、
自分自身も更に成長することに、繋がっていきますね。
部下を育てることも、ビジネスパーソンには求められますね。
自分の仕事をこなしつつも、部下も育てて
初めて一人前の上司となれる、とのことです。
この本では、上司の部下に対する「タブーとされる言動」の例、
そして「タブーとされる言動を、どのように置き換えたら良いか」
といった実例が、豊富に取り上げられています。
私自身は、まだ部下はいませんが、
後輩は毎年のように入社して来ますね。この本を読みながら、
「あぁ、このようなタブーな言動をしてしまっているな…」
と反省させられることが、多かったです…(^^;)
まだまだ自分自身のことだけで精一杯で、
後輩のことに気を遣える余裕が無い、というのもあるのですが…(^^;)