「世界に一つだけのギフト 人生に幸運と奇跡を呼ぶ15の感動エピソード」(はてな年間100冊読書クラブ 75/100)

世界に一つだけのギフト 人生に幸運と奇跡を呼ぶ15の感動エピソード

世界に一つだけのギフト 人生に幸運と奇跡を呼ぶ15の感動エピソード

  • 「ちょっといい話」を、15話収録しています

著者の過去の著作の中から、「ちょっといい話」を厳選した
「ベストアルバム」的な位置づけの本、という感じですね。
15本の実話が収録されていますが、読み易いこともあり、
1時間とかからずに読めてしまいますね。
そんなお手軽な本ではありますが、
良い話が多く収録されていますね。
ただ、コストパフォーマンス的には
少々悪いような感もしてしまいますね。
その代わり、本書専用の「オリジナルBGM」が、
HP上に用意されていたりします。
このメロディを聞きながら読むのが、お薦めとのことですね。

  • 一生懸命で、温かなストーリーですね

この本に収録されている話に登場する人物は、
病気だったりすることもあるのですが、
皆が日々を一生懸命に生きている、
という印象が強かったですね。
先日読んだ「やさしいため息」では、
「コピペの毎日」という記載がありましたけど、
そんな「コピペの毎日」を送っている自分が
恥ずかしくなってしまうような、そんな感じでしたね…(^^;)
収録されているストーリーは、例えば
「相手にされなくても、毎日毎日ニュースレターを
置いていくセールスマン」や、
「アルバイト学生の退職を演出する店長」、
「父に捧げる思いで、製品を開発した開発者」、
「PTA会長の思いあふれるスピーチ」など、
温かく、そして一生懸命な内容に
あふれているストーリーという感じですね。
大人・子供構わず、キレる人が増えるなど、
現代は世知辛い世の中になっています。
しかし、「人間って、まだまだ捨てたものではないな」
そう思わせてくれる本、という感じですね。