2010南アフリカW杯 各チームの2戦目

  • グループリーグ突破に向けて、重要な2戦目

今日は、この週末に私が見た試合の感想を
ダイジェスト感覚で書いていきます。
グループリーグの試合も、各チーム2戦目に入りましたね。
2戦目は、グループリーグ突破に向けて
大きな位置づけを持つ試合ですね。
どの試合にもドラマがあって、見ていて面白かったですね。
同点に追いつきたい&勝ち越したいという思いで
積極的に攻めるチームと必死に守るチーム、
一方でリードしながらも積極的に攻めるチームもあり、
チーム(国)によって、個性があって面白いですね。
日本vsオランダ戦の感想は、
明日じっくりと書こうかな…と思います。

初戦はオーストラリア相手に4-0の圧勝、今回のW杯では
欧州の強国が軒並み苦戦を強いられている中で
死角無しと思われたドイツですが、一敗地にまみれましたね。
W杯では前回大会では得点王の、お馴染みFWのクローゼが、
イエローカード2枚で退場を食らったのが、痛かったですね。
クローゼの退場直後、気落ちしていたところで1点を奪われ、
そのままセルビアに逃げ切りを許しましたね。
ドイツは、1人少ないながらも、
終盤怒涛の攻撃を見せたのはさすがでしたけど、
FWを欠いたこともあり、得点には結びつきませんでしたね。
また、ドイツには後半、PKで同点に追いつく
チャンスもありながら、外してしまう場面もありました。
このPKが決まっていれば、試合の流れは変わっていたかな、
と思います。この日のドイツは、勝利の女神
見放されてしまっていた感がありましたね。
一方のセルビア、初戦のガーナ戦は、
ペナルティエリア内での味方のハンドで
一発レッドカード退場&そのPKが決勝点となりましたが、
この日は相手の退場に助けられたという感じですね。

現在はグループリーグの2戦目に入っていますが、
第1戦で私が見た限り、一番の凡戦と思われたのが(笑)
スロベニアvsアルジェリア戦でしたね…(^^;)
パスは繋がらないは、ミスは多いは…
オシム前日本監督が、サプライズを起こすと予言」したスロベニア
その影も形も見当たらなかったような、感がありました。
しかし、この日のスロベニアは違っていましたね。
格上のアメリカを相手に、積極的に攻めに出て、
前半で2点を先制しましたね。
格上相手の対戦となると、今回のW杯の日本代表のように
相手の攻撃を防ぐことを目的として、
守備重視の姿勢で挑むケースが多いと思います。
この日のスロベニアの姿勢は、なかなか小気味良かったですね。
その2点差を、後半追いついたアメリカも
さすがの実力という感じでした。
グループCでは、強豪イングランドアメリカを押しのけて
そのスロベニアが1勝1分けで、現在首位に立っていますね。
スロベニア、最終戦イングランド戦になります。
イングランドもここまで2分けと不本意な成績で、
終戦は、グループリーグ突破を賭けて、
勝ちを狙って攻めて来ると思います。楽しみな1戦になりそうですね。

  • ガーナ1-1オーストラリア(19日・グループD)

アフリカ勢で唯一初戦を勝ったガーナ、
この日はオーストラリアとの対戦でした。
ただこの試合は、オーストラリアが頑張りましたね。
まず前半早々、オーストラリアは先取点をあげます。
しかし、その前半のうちに
オーストラリアにペナルティエリア内のハンドがあり、
一発レッドカード退場&PKを決められて同点に追いつかれますね。
気落ちする上に1人少なくなって、厳しい展開になりましたけど、
後半はガーナの攻撃をよく防ぎ、引き分けに持ち込みましたね。
初戦のドイツ戦では大敗したオーストラリアですが、
この日はいい内容であったと思います。
ここでも負けて、早々とグループリーグ敗退が決まってしまうと
また「アジアはレベルが低い、出場枠を減らせ」
と言われかねないところでしたが、意地を見せましたね。

このW杯でパラグアイの試合を見たのは、
今回が初めてだったのですが、
いあ〜パラグアイは強いですね。
南米のサッカーというと、各選手の高い個人技を生かした
プレーが多いというイメージがあります。
しかしパラグアイは、個人芸だけに頼るのではなく、
日本と同じように、しっかりと守備に統制が取れていましたね。
組織立った守備で、スロバキアに全く攻めさせません。
スロバキアパラグアイの守備を崩せず、
ほぼ90分間、自陣内でのプレーを余儀なくされましたね。
各選手は、好機でも(DFは)自らの持ち場を離れないなど、
守備を第1にしているパラグアイですが、
チャンスの場面は、前線にいる選手が
積極的にモノにして、2点を奪って快勝でしたね。
グループEの日本が決勝トーナメントに進出した時には
グループFのチームと当たることになります。
この、守備が整っているパラグアイは、
日本と同じようなチームなだけに、
膠着した試合になりそうですね。また、この堅守ぶりを見ると、
日本の得点シーンを想像するのが難しいですな…(^^;)

グループFの安全パイ(笑)と思われていたニュージーランド
強豪イタリア相手に、引き分けに持ち込みましたね。
ニュージーランドは前半の早い段階で、
セットプレーから、なんと先取点を上げましたね。
その後、PKで同点に追いつかれ、
後半はイタリアの猛攻に守備一辺倒に追い込まれました。
しかし、イタリアに勝ち越し点は許さず、守りきりましたね。
ニュージーランドは、強豪イタリア相手に価値ある勝ち点1、
一方のイタリアにとっては、試合内容を考えれば
負けに等しい引き分け、という感じでしょうか。
初戦のスロバキア戦では、終了間際に同点に追いつくなど、
ニュージーランドの今大会の神がかり的な活躍は、驚きですね。
スイスやニュージーランドといった、
「敗戦濃厚」と言われていたチームが
強豪国相手に善戦する様子は、日本にとっても、
前向きな気持ちに繋がるのではないでしょうか。
イタリアは、特に後半は攻め続けでしたけど、
得点が奪えませんでしたね。相手DFの高さや、
GKの好セーブに阻まれた感もありますが。
これでイタリアも、イングランドと並んで2分けですね。
終戦スロバキア戦に、グループリーグ突破を賭ける
予想外の展開になりましたね。