2010南アフリカW杯 ギリシャ2-1ナイジェリア(グループB)

こちらは、初戦はどちらも敗戦を喫しており、
決勝トーナメント進出に夢をつなぐには
この試合では是非とも勝たなければいけない、
ギリシャとナイジェリアの一戦ですね。
戦前は、韓国相手にいいところなく完敗したギリシャよりも、
アルゼンチン相手に善戦したナイジェリア優位かと、思っていました。
しかし結果は、ナイジェリアが退場者を出したりして
事実上自滅してしまい、ギリシャが逆転勝ちしましたね。
04年の欧州選手権を制しているギリシャですが、
これがW杯初勝利、そして初得点だったそうですね。
意外な事実でした。そんな、W杯で勝ち星のないギリシャが、
強豪ひしめく欧州の頂点に立ったのですね。
04年の欧州選手権ギリシャが優勝したことは、
当時はきっと、凄いサプライズだったのでしょうね。
今回のW杯での劇的な逆転による初勝利、
ギリシャでは、今頃サポーターが歓喜して
きっと凄いことになっていそうですね…(笑)

  • ナイジェリアの選手退場で、流れは一気にギリシャ

この試合、序盤はナイジェリアが
押し気味に試合を進めていました。
しかし、前半途中にナイジェリアの選手が、
相手選手への暴力行為により、退場となります。
この行為に至る、色々な伏線はあったのかもしれませんが、
あまりにも不用意な行為でしたね。
ナイジェリアが1人少なくなったことにより、
ここから試合は、一気にギリシャ優勢に傾きます。
ギリシャの攻めの時間が長くなり、ナイジェリアは、
相手のスキを突いたカウンター攻撃頼みになります。
このあとナイジェリアには負傷交代者も出たりして、
一選手の不用意な暴力行為から、
勝利の女神に見放されてしまった試合となりましたね。
1人少なくなった時点で、ナイジェリアは
「この1点を守りきる」戦術に変更したと思われます。
しかし結果は、同点に追いつかれ、更に逆転負けを喫しましたね。
ナイジェリアにとっては、悔やまれる試合であったと思います。