「図説 あらすじでわかる！日本の仏」（はてな年間100冊読書クラブ 52/100）

図説 あらすじでわかる!日本の仏 (青春新書インテリジェンス)

• 日本の仏様を、解り易く解説

多種様々な日本の仏様を、
種別（如来…阿弥陀如来など、菩薩…弥勒菩薩など、
明王…不動明王など、天…弁財天など）に分類して
解りやすく解説している本ですね。
まぁ仏教的な世界観は、なかなか難しいところがあります。
そんな状況下で、この本はお手軽な新書本ではありますが、
図も豊富に盛り込まれており、読んでいても
イメージはしやすいのではないかと思います。
まぁその分、この本の値段は1000円を超え、
新書本であること、本の薄さを考えると
少々割高感は残ってしまうでしょうか…(^^;)

• 仏像の仏教的な背景も、頭に置いて鑑賞したいですね

日本人にはライトな（笑）仏教信者が多く、
仏様の内容等、詳しく知っている人は少ないですよね。
例えば京都・奈良で寺社巡り旅行を計画している時とか、
旅行前にこの本に目を通しておくと、
旅行先での仏像鑑賞が、一層興味深くなるかもしれません。
仏像というと、私は表情や造形など、
芸術面から鑑賞することが多いのですが、
この本に書かれているような、
仏教的な背景も頭に置いて鑑賞することも
必要なのだな、と改めて実感しました。
仏像の作者も、芸術・美術的な目的で造ったのではなく、
仏教の信仰用として造ったのでしょうからね…