「どうする!依存大国ニッポン 35歳くらいまでの政治リテラシー養成講座」(はてな年間100冊読書クラブ 48/100)
- 作者: 森川友義
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2009/07/07
- メディア: 新書
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- 現在の日本が抱えている問題点を、解りやすく解説
題名の通り、若い世代を読者層に想定して、
現在の日本が抱えている問題点を、
簡潔に解りやすく説明している本ですね。
日本経済、防衛、財政赤字、食料自給率、
エネルギー、少子化の6項目を取り上げています。
防衛、食料、エネルギーを外国に依存していることから
タイトルが「依存大国」となっていますね。
この本を読んで、わが国の将来について、
もっと真剣に受け止めなければ、という気持ちにさせられました。
私もまだこの本の対象読者層に入っているかと思いますが(笑)
是非二十代の方に読んで欲しいって感じですね。
まぁ、「簡潔に解りやすく」説明されているため、
この本の内容は、若い世代といえども
ニュースや新聞を毎日見ている・読んでいる方なら
当たり前の内容かもしれません。
- 財政問題をどうするか…
我々若い世代にとって、大きな問題は
やっぱ財政赤字問題でしょうか。
高齢者の投票率が高く、若い世代の投票率が低いため、
政治家は高齢者向けに配慮した政策を実施して、
財政赤字を後世代に先送りしています。
この問題、いつまでも先送りする訳にもいかないと思います。
しかし、昨年自民党から民主党に政権が変わっても、
子育て手当に代表されるように、
「選挙対策のバラマキ」は相変わらずですからね…
もちろん、「様々なツケを後世代に先送り」することは、
年金問題等で若い世代も感づいてはおり、
日本の将来に対する不安を抱き、貯蓄に励む等
若い世代も自己防衛に走っていますよね。
これらの若い世代の不安感を取り除かないと、
「子育て手当」だけでは、少子化は解決しないでしょうね。
あと、手当だけではなく、子育て環境の整備も
必要になって来るかと思います。