「どうする!依存大国ニッポン 35歳くらいまでの政治リテラシー養成講座」(はてな年間100冊読書クラブ 48/100)

どうする!依存大国ニッポン (ディスカヴァー携書)

どうする!依存大国ニッポン (ディスカヴァー携書)

  • 現在の日本が抱えている問題点を、解りやすく解説

題名の通り、若い世代を読者層に想定して、
現在の日本が抱えている問題点を、
簡潔に解りやすく説明している本ですね。
日本経済、防衛、財政赤字、食料自給率
エネルギー、少子化の6項目を取り上げています。
防衛、食料、エネルギーを外国に依存していることから
タイトルが「依存大国」となっていますね。
この本を読んで、わが国の将来について、
もっと真剣に受け止めなければ、という気持ちにさせられました。
私もまだこの本の対象読者層に入っているかと思いますが(笑)
是非二十代の方に読んで欲しいって感じですね。
まぁ、「簡潔に解りやすく」説明されているため、
この本の内容は、若い世代といえども
ニュースや新聞を毎日見ている・読んでいる方なら
当たり前の内容かもしれません。

我々若い世代にとって、大きな問題は
やっぱ財政赤字問題でしょうか。
高齢者の投票率が高く、若い世代の投票率が低いため、
政治家は高齢者向けに配慮した政策を実施して、
財政赤字を後世代に先送りしています。
この問題、いつまでも先送りする訳にもいかないと思います。
しかし、昨年自民党から民主党に政権が変わっても、
子育て手当に代表されるように、
選挙対策のバラマキ」は相変わらずですからね…
もちろん、「様々なツケを後世代に先送り」することは、
年金問題等で若い世代も感づいてはおり、
日本の将来に対する不安を抱き、貯蓄に励む等
若い世代も自己防衛に走っていますよね。
これらの若い世代の不安感を取り除かないと、
「子育て手当」だけでは、少子化は解決しないでしょうね。
あと、手当だけではなく、子育て環境の整備も
必要になって来るかと思います。