「竹中式マトリクス勉強法」(はてな年間100冊読書クラブ 43/100)

竹中式マトリクス勉強法

竹中式マトリクス勉強法

  • 「マトリクス」勉強する内容を4つに分割

小泉純一郎首相の元で、
改革を推進した、竹中平蔵さんの著書ですね。
いまやすっかり表舞台から退いたかと思いきや、
逆にテレビの政策論戦番組等で、よく見かけたりしますよね。
その竹中さんが、自ら実践してきた
さまざまな勉強法が解説されています。
「マトリクス」とは、勉強の内容を4つに分割していますね。
まず大きくは「人生を戦うための、武器としての勉強」と
人間力を鍛えるための、人と人を結ぶ勉強」の2つに分けています。
この2つを、それぞれ「天井がある」「天井が無い」の
更に2つに分けています。これで4分割ですね。
武器としての勉強は、入試や資格試験(記憶・天井有り)、
経済学や英会話など(仕事・天井無し)
人と人を結ぶ勉強としては、趣味(趣味のレベルアップ、天井有り)
教養や人間力など(人生勉強・天井無し)とのことです。
まぁ、「マトリクス」として体系立っているとはいえ、
多くの人がなんとなくは理解している内容かと思いました。

  • 「記憶」は「早く取り組むが勝ち」?

勉強法としては、著者が得意な「記憶」・「英語」・「経済」について
書かれていますね。「記憶」分野については、
一言で言ってしまうと「早く取り組むが勝ち」ですね。
著者は、中学時代に既に、
高校の内容の勉強を済ませていたそうです…(苦笑)
まぁ、そんな記載を読むと、先行している人に対しては
いつまでも追いつけないという感じで、めげてしまう可能性もありますが…
「英語」に関しては、目新しい内容は無かったですね。
「良質の英文を暗記する」、「単語は辞書を引く」など、
いわゆる語学取得の定番とも言える内容でした。
「語学習得に王道なし」ということでしょうか。
あと、思わず笑ってしまった記述として、
「バカは何人集まってもバカ」(笑)というものがありました。
「優秀な人を、友達に選ぶべき」ということでしょうか。