「フェンネル大陸 真勇伝 雪の追憶」(はてな年間100冊読書クラブ 40/100)

  • 主要登場人物、サチの過去が明らかに

フェンネル大陸」シリーズの第2章、
「真勇伝」シリーズの第3作目ですね。
今回は、主人公・フェンの仲間であり、
主要な登場人物でもあるサチの過去が、遂に明らかになりますね。
今までのサチは謎が多くて、もしかすると最後の最後で裏切る、
といったどんでん返しがあり得るかも
…なんて思ったりもしていたのですが(苦笑)
とりあえずは一安心、といった感じになった、読後でしたね。
「英雄の弟」を探しているはずのサチでしたが、
サチの母国には英雄はいないとの事。
果たして真相は何なのか…という感じで、
ストーリーは展開していきますね。
そして、実は英雄はサチ自身であったことが
今回のストーリーの最後で明らかになります。
サチの謎が解決して、そしてサチ自身も自分の気持ちに
決着を付けることが出来ました。

  • 次はテオ?それとも主人公・フェンの番?

次はいよいよ、主人公のフェンの番という感じでしょうか。
それとも、もう一人の大切な仲間・テオの謎が明らかになる、
という展開でしょうか。
本書のラストでは、フェンが追われた故国に
戻ろうと決意する旨の記載もあったので、
それが実現すると、物語は大きく動きそうですね。
そろそろ、フェンが故国を追い出された嫌疑が
晴れると良いな、と思ったりしています。
まぁ、嫌疑が晴れると、フェンの逃避行も終わるため、
それが出来るのは、物語が終わる頃なのでしょうけど…(^^;)
ここまでの所業から、フェンには各国に
沢山の味方が出来た筈なので、その連携にも期待したいですね。
今後の物語の展開が、ますます楽しみになるという感じです。