「「残業ゼロ」の人生力」(はてな年間100冊読書クラブ 37/100)

「残業ゼロ」の人生力

「残業ゼロ」の人生力

  • ただ「残業を減らす」ではなく、「仕事を効率化して、残業を減らす」

景気の悪化による影響で、
残業制限や残業禁止令が出ている会社も多いと思います。
私の勤めている会社でも、残業は原則禁止になっています。
しかし、この本では、経費削減だけを目的とする
残業禁止ではなく、「仕事を効率化して、
その結果として、残業をゼロにする」ことを目的としていますね。
「仕事の効率化」が主な内容になっています。
「恒常的になっている残業は、効率化をスポイルする」
「仕事は就業時間内に終えるのが当たり前」など、
著者の考えには結構シビアというか、ドライな内容もあり、
著者を上司に持つと、ちょいしんどいかもしれないですね…(^^;)

もっとも著者は、「仕事を効率化」する、
さまざまなノウハウをこの本の中で紹介しています。
例えば、「仕事には必ずデッドラインをつけること」、
「会議で決まったことは、
必ずコミットメントさせること」などがありますね。
「問題は小分けにして解決法を考え、スピードアップを図る」
そして、「会議の効率化を図り」
「正しいことは、回りの軋轢を恐れずに、やり遂げる。
成功まで諦めない」、その結果「速くて強いチームが出来る」
といった感じの展開になっています。
著者の言う「ワークライフバランス」は、
「仕事は徹底的に効率化して目一杯働き」
「その代わりアフターシックスも徹底的にを楽しむ」
という感じですね。仕事を適当に流して、
自分の時間を確保する、ということでは無いですね(笑)
まぁ確かに、この内容を実践すれば、
「残業代(人件費)が減る上に、会社は強くなる」
一石二鳥という感じですね。
会社の経営トップには、参考になる本ではないでしょうか。