「おいしいコーヒーのいれ方Second Season3 消せない告白」(はてな年間100冊読書クラブ 35/100)

おいしいコーヒーのいれ方 Second Season (3) 消せない告白 (JUMP j BOOKS)

おいしいコーヒーのいれ方 Second Season (3) 消せない告白 (JUMP j BOOKS)

  • 主人公の勝利は、下宿先で兄弟げんかに巻き込まれ…

おいしいコーヒーのいれ方」シリーズ、
セカンドシーズンの3巻目ですね。
今回は、ヒロイン・かれんの出番は、
最後にちょこっとだけです(笑)
従って、2人のストーリーは、特に前進はないですね(笑)
ただ、すでに二人は恋人同士で、
セックスも済んでいるので(笑)
これ以上前進といっても、何が起こるのか、
というところはありますけど…(^^;)
今回は、主人公の勝利は、
下宿しているアパートの大家さんに夕食に招かれます。
そこで大家さんの息子兄弟の兄弟げんかに巻き込まれ
(息子とはいっても、二人ともいい大人ですが)
勝利は巻き添えを食って、前歯を折ってしまいますね。
息子兄弟の兄の嫁に、弟が横恋慕している(いた)ことが
けんかの原因でしたね。

  • またまた、星野りつ子が登場

怪我をした勝利の家に、
今度は勝利を横恋慕している(いた)
星野りつ子がやって来て…という展開で進んでいきます。
今回のメインキャストと言える大家の息子兄弟の弟と、
「横恋慕繋がり」で境遇が似ているため、
星野りつ子の再登場となったかと思います。
しかし、彼女はファーストシーズンで、
勝利に想いを寄せ、勝利とかれんの恋路を
邪魔する(笑)役として散々登場しており、
ある意味「決着済み」のキャラかと思います。
そのキャラがここで再登場するとなると、
少々違和感を覚えてしまったりもしますね…
いあ、別に嫌いなキャラではないのですが…(^^;)

  • 突然のイラスト担当の変更は、いかがなものかと…

あと、今回から挿絵・イラスト担当が変わっていますね。
前のイラストレーターさんが
引退されたことが理由のようですけど、
何故、シリーズ途中のこのタイミングなのでしょうか。
変えるのであれば、キリの良い
セカンドシーズンの第1作目から
変えれば良かったのかなと思います。
シリーズの途中で変えられると、
正直違和感を覚えてしまいますね。
田中芳樹さんのような、遅筆の作家さんだと
予定のスケジュールが大幅に(笑)ずれたりして、
イラストレーターさんにも迷惑が掛かりそうです。
しかし、本シリーズは、年1回の定期刊行の
スケジュールが守られています。
イラストレーターさんのスケジュールに
迷惑をかけることもなさそうなのですけどね…
ただ、個人的には、シリーズものはきちんと完結させてから、
引退すべきだったと思います。
また、以前の爽やか系のイラストのほうが
本シリーズには合っていたような感がしているため、
色々と言いたくなってしまうのかもしれません…(^^;)
今回のイラストは、ちと濃いって感じですな…(笑)

  • 年1回で15年というペースでは…

本シリーズは、上記の通り
年1回の定期刊行となっています。
スケジュールはきっちりと守られているのですが、
守られているがゆえに、最初に発売されてから
既に15年が経っているんですよね…(^^;)
ライトノベルで15年間、というのは少々長すぎですよね。
グイン・サーガシリーズのように、
冊数を重ねているのならともかく、
年1冊ベースで、加えてストーリーも余り進まないので、
「続きはまた1年後か…」と思うと、
少々倦怠感も漂ってしまいます。
このセカンドシーズン、著者がどの方向に
ストーリーを持っていきたいのか、
正直なところ、まだまだ見えて来ないですからね…(^^;)