「反骨心」(はてな年間100冊読書クラブ 21/100)

  • 清原さんの著書「男道」と、内容が重なりますね

昨年限りでプロ野球選手を引退した、清原和博さんの著書です。
この本ですが、清原選手の(主にプロ)野球人生を
振り返る内容となっています。
この内容では、同じく清原さんの著書で、
私が先日読んだばかりの「男道」という本と、
内容がかなり重なってしまっていますね。
例えば、愉快なお母さんのエピソードとか、
巨人所属時代の辛い思い出とか…
どちらの本も、著者は同じ清原さんなので、
盗作とかそういう問題にはならないのでしょうけど、
もう少し何とかならなかったものでしょうか。
今回の「反骨心」のほうが、「男道」よりも後から
出版されていますから、「反骨心」の編集担当者が、
本の編集にあたって、気づくべきだったのではないかと思います。
この「反骨心」だけ読めば、清原さんに対する
過去のエピソードや、当時の清原さんの思いなどを知ることが出来て、
清原さんに対する理解が進んで、良書となり得るかもしれません。
ただ、「男道」を既に読了済みであると、
重複や焼きまわしの内容が多いため、
「正直コストパフォーマンスが悪過ぎだな」
と思ってしまいそうですね…(笑)
私は後者であったため、少し残念な内容かな、という感じでした。

  • 清原さんは監督としては…微妙かも(^^;)

清原さんは将来は監督を目指したいとのことです。
ただ、清原選手は幼少の頃から、
ずば抜けた才能を持ってプロ野球入りしています。
そして、最初の西武ライオンズ時代は、
周りの影響もあり、チームプレイに徹していました。
しかし、巨人への移籍後は、自らの存在感をアピールするような
ホームランを打つことを目指して、膝を壊して
現役引退に追い込まれてしまっています。
基本的に、自らの卓越した能力を信じて
活躍してきたタイプですから、
他の選手への指導力となると、疑問符がつきそうですね(笑)
また、バッターボックスに立っていた時は、
相手投手がストレート勝負をせず、変化球等を投げてくると
その強面の容貌で、相手投手を威嚇したこともありましたね。
そんな清原さんの、監督業が成功するかとなると、
正直微妙な感じがしてしまいます…(^^;)
もっとも、存在感は凄いですから、
ファンの人気は、出そうですけどね。