上村愛子「なんで一段一段なんだろう…」

  • いざ開幕すると、盛り上がってきますね

2010年冬季のバンクーバーオリンピックが、遂に始まりましたね!
冬季五輪の競技は、陸上や球技といった競技の夏季五輪よりも
個人的には馴染みの無い競技が多いですね。
ただ、オリンピックが始まると、
高い放映料を払っているテレビや、
新聞が盛り上げてくれていることもあり、
やっぱ関心を持ってテレビを見てしまう、という感じですね。
もっとも、日本とカナダとの時差の関係もあって、
日本では深夜から早朝の時間に開催・放送される競技が多く、
浅田真央さんらが登場する、フィギュアスケートを除けば、
さすがに早起きしてまで、見る気はないかな、
という感もあるのですが…(^^;)

  • 反省の色が見られなかった、國母選手…

今回の五輪は、バンクーバーへ出発する際の、
スノーボード國母和宏選手の、
公式ユニフォームの着こなしがだらしないことが、
(ネクタイを緩め、シャツをパンツから出す)
問題になりましたね。
そして、この着こなしが問題になった後、
國母選手本人が謝罪会見を行いました。
しかし、本人の反省の色が無い受け答えが、
更に波紋を呼んでしまいましたね。
会見の発言「反省してまーす」、
あの喋り方では、「お前、全然反省してないだろ…(笑)」
という感じですよね。この結果、國母選手は、
開会式を欠席させられることになりましたね。
会見が問題となり、あわや出場辞退という流れになって、
さすがの國母選手も、青ざめたという感じでしょうか。
鼻ピアスを外して、今度は神妙に会見に臨んでいました。
まぁ、もともとスノーボーダーは、
あまりガラは良くないですが…(笑)
ただ、今回の件で、國母選手の大学にまで抗議が殺到し、
大学側がこの件に関して、「遺憾である」といったような
声明を出す羽目になったのは
大学側も少々気の毒って感じですよね…(^^;)
もう大学生ならいい大人ですから、本人の問題だと思います。
むしろ非難されるべきなのは、
あのような態度を取るように育てた、
國母選手の両親ではないでしょうか。

さて、昨日の、「フリースタイルスキー女子モーグル」では、
期待を集めていた、上村愛子選手が登場しましたね。
最近では世界選手権2冠を達成するなど、
実績も残しており、メダルを期待されていました。
しかし、メダルには僅かに及ばず、4位入賞となりました。
その、上村選手の涙ながらのインタビューが
今日の標題「なんで一段一段なんだろう」でしたね。
上村選手、98年の長野五輪が7位、02年のソルトレークシティは6位、
前回06年のトリノでは5位、そして今回のバンクーバーは4位。
本当に「一段一段、順位を上げている」のですね。
上村選手も今年30歳、寄る年波を考えれば
今回が最後のチャンス、という思いも強かったかと思います。
ただ、4回のオリンピック、12年間以上にわたって
上位入賞を続け、加えて毎回順位を上げてきているのは
本当に凄いことだと思います。
オリンピックを一つの区切りとして、引退する選手が多い中で、
再挑戦を3度繰り返し、結果を残したということは、
気持ちを切らさずに、ずっと努力し続けてきた、
ということなのでしょうね。

ただ、今回も残念ながら、メダルまであと一歩届きませんでした。
そんな思いが、「なんで一段一段…」、
という言葉に繋がったのでしょうね。
上村選手、前回のトリノ五輪の後には、
「お母さんから手作りの金メダルを貰った」なんて
エピソードもありましたね。
上村選手は、14歳の時に、一人旅をしていた
バンクーバーモーグルと出会ったそうです。
その上村選手にとって、人生を変えた運命の地とも言える、
バンクーバーで開催されるオリンピック、
上村選手にも期するものはあったと思います。
しかし、気まぐれな勝利の女神は、
上村選手には、残念ながら微笑んではくれなかった、
という感じでしょうか。