貴乃花親方に入れた安治川親方が退職へ

  • 投票は、投票者の自由意志であるべきでは?

日本相撲協会の理事選挙で、
予想外の当選を果たした貴乃花親方ですが、
所属する「立浪・伊勢ヶ濱連合」の意向に反して
貴乃花親方に投票した、安治川親方
責任を取って退職する意向を示していますね。
昨日書いた、「立浪・伊勢ヶ濱連合」からの離反者の1名が
これで安治川親方であると判明したことになります。
しかし、造反投票の結果が退職、
(=もう相撲には関われない)というのは、
なんともやりきれないというか、酷な感じがありますね。
安治川親方が借株であり、安治川親方だけではなく、
貸し元の株主にも迷惑がかかるため、
ということが退職理由にあると思われますが…
「決められた候補者に投票する、出来レース」が
当然のようになっていますが、
これでは「投票」の意味が無いような感じですね。
今後はますます「強制投票」の様相が
濃くなってしまうと思います。「投票」は、
投票者の自由意志に、任されるべきだと思いますね。
やっぱ日本相撲協会の体質は、異常であると思いますね。

  • 貴乃花親方に課せられた使命は大きく…

また、貴乃花親方にも、「自らを犠牲にして、
自分に投票してくれた安治川親方」の
相撲協会改革を期待する思いに応えなければいけない、
重い使命が課せられることになりましたね。
貴乃花親方が立候補を断念していれば、
理事選挙は「予定通り」無投票となり、
安治川親方が退職することも、無かったわけですから…
自分と一緒に二所ノ関一門を破門された6人の親方、
そして今回の安治川親方の犠牲の上に、
(まだ、判明していない2人の投票者がいますから、
犠牲者はさらに増える可能性がありますね…)
理事の座を射止めたということになります。
今後の貴乃花親方の、理事としての活動内容が、
厳しく問われることになるのではないでしょうか。
もっとも、残りの理事は、現時点では全て
「反貴乃花派」であるとも言えます。
貴乃花親方が、少数派の一人で
何をどこまで出来るのか、微妙なところもありますが…